本紙掲載日:2023-06-22
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情報発信誘客さらに−延岡観光協会が総会

今年度の事業計画などを承認した延岡観光協会の通常総会

アフターコロナ−基盤づくりできた−就任1年盛武会長

◆にぎわいづくりに頑張る

 延岡観光協会(盛武一則会長)の通常総会は21日、延岡市紺屋町のエンシティホテル延岡であった。約90人が出席。今年度はコロナ禍以前の水準に観光客やインバウンドの回復が予想されるとして、旅行商品を増やす、新たな物産品の発掘やPRに取り組むなどの事業計画等を承認した。昨年度の決算は非収益、収益事業合わせて234万527円の黒字だった。

 代表あいさつで盛武会長は、「多くの力添えで就任から1年を迎えることができた」と感謝。新型コロナウイルスの状況も落ち着き、延岡花物語や延岡今山大師祭での物産展は大盛況だったとして、「イベントがめじろ押しだが、延岡のにぎわいづくりに向けて頑張っていきたい」と話した。

 また、会員数410は県内屈指で大きな強みだとして、「会員になって良かったと思ってもらえるよう、取り組みを進めていきたい」と誓った。

 昨年度の事業報告では、ほかの市町村観光協会や民間事業者と連携し、新たな視点で地域振興に取り組むことができたこと、日向神話研究会が発行したパンフレット「満願三十三社神たび」を活用したバスツアーを行ったことなどを紹介。「アフターコロナを見据えた基盤づくりができた」と報告した。

 観光ホームページ運営事業では、おすすめコースメニューの掲載、ANAそらたび検索バナーを新規で取り入れたことなども影響し、前年度からホームページへの訪問者数が増加したという。引き続き、観光資源について広く情報発信を行い、誘客効果が高いものにしていくことを確認した。

 今年度の事業計画では、関係団体との連携強化を図ること、観光協会の組織を強化し、財務状況改善に向けて努力することなどが伝えられた。
また、昨年度までは、主に指定管理事業から得られる利益を、事務局の運営や

 補助事業で足りない部分に充当することで運営を行ってきたが、昨年度、市が実施した検証事業で、「外部に、より明確に説明しやすいように予算は事業ごとに分ける必要がある」という方向性に変わったことを報告。1事業ずつ決算していくことも確認された。

◇延岡観光大使を委嘱−木村つづくさんと有本梓さんの2人

 延岡市出身の木村つづくさんと有本梓さんの2人に延岡観光大使を委嘱した。

 木村さんはフリーパーソナリティーであそびば代表。「高い情報発信力を延岡の観光振興に生かしてほしい」と。有村さんは横浜市立大学大学院医学研究科地域看護学分野教授で「学術経験者等を延岡につないでいただきたい」とそれぞれ委嘱した。

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