偏見、決めつけにシールを

男女共同参画週間−２７日まで啓発パネル展

　２３日から始まった２０２３年度「男女共同参画週間」に合わせ、のべおか男女共同参画会議２１（土井裕子会長）による啓発パネル展が、延岡市役所１階市民スペースで開かれている。土・日曜を除き２７日まで。

　日本女性学習財団が貸し出している「発見！ジェンダー」のパネル２１枚を展示。地域や家庭、職場、学校での何気ないやり取りや風景の中にある、偏見や誤った決めつけなどを、イラストで分かりやすく伝えている。

　それぞれに「子育て支援もやっぱり〃女の役目〃？」「『生む、生まない』は私が決めることなのに…」「女子は言いにくい？給食の〃おかわり〃」「世帯単位が自立を阻む？」などの課題点や疑問点を投げ掛ける内容。気になったパネルの下には見た人がシールを貼るアンケート形式の展示になっている。

　今年度の男女共同参画週間は「無くそう思い込み、守ろう個性みんなでつくる、みんなの未来」をキャッチフレーズに２９日まで全国各地でさまざまな啓発活動を展開。延岡市立図書館も７月６日まで企画展を開いている。

　のべかおか男女共同参画会議２１は「延岡では男女共同参画の意識が市民の方にも浸透しつつありますが、パネルを見て『なるほど』と改めて気付いていただける機会になれば」と広く来場を呼び掛けている。