本紙掲載日:2023-06-24
(3面)

南高梅の収穫始まる

南高梅の収穫に当たる生産者ら(23日、美郷町南郷水清谷)

開墾塔・ピークは来月上旬−美郷町南郷

 県内でも有数の梅産地である美郷町南郷の梅園・開墾塔(かいごんとう)で「南高梅」が収穫時期を迎えた。来週から7月上旬に収穫のピークを迎え、出荷量は約70トンを見込んでいるという。

 同町梅部会(山本英治部会長)は、南郷地区と西郷地区の合わせて7戸が南高梅を栽培している。そのうち5戸が管理する南郷水清谷の開墾塔(約5ヘクタール)では19日から収穫が始まり、23日には生産者らが黄色く完熟し、自然落下した実をひしゃくで拾い上げる作業に当たっていた。

 山本部会長によると今年は春先の天候に恵まれ、成育は良好。「昨年は豊作だったが小ぶりだった。今年は量は例年並みだが大粒で色づきの良い梅ができた」と話した。

◆あすまで完熟梅フェア−JA日向八菜館

 収穫した梅は麓にある「宮崎忠漬」(本社・宮崎市)の梅加工施設に運ばれ、梅干しとして製品化されるほか、24、25日は日向市富高のJA日向八菜館ひゅうが店で「完熟梅フェア」を開催し、一般向けに販売する。

 完熟し自然落下した梅をひしゃくで拾い集める(23日、美郷町南郷水清谷)

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