本紙掲載日:2023-06-26
(2面)

「社会を明るくする運動」

「社会を明るくする運動」延岡市推進委員会

7月は強調月間、PR活動展開−延岡市推進委

 犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの立ち直りを支える社会づくりを目指す「社会を明るくする運動」の延岡市推進委員会(推進委員長・読谷山洋司市長)は21日、市社会教育センターで開き、同運動強調月間の7月を中心に展開する活動計画などを確認した。

 委員会には、法務局や警察、社会福祉協議会、青少年健全育成連絡協議会など協力機関・団体から約60人が出席。読谷山市長は、犯罪や再犯を防止する日頃の取り組みに感謝した上で、「再犯の原因は当事者の孤独感にあると思う。『闇バイト』という言葉を耳にする機会も増え、まだまだ課題が多い」と指摘。「大切なのは『頼るべきところに頼る』ということ。皆さんの活動を必要とする方は多いが、皆さんが困ったときには市がサポートをするので頼っていただきたい」とあいさつした。

 社会を明るくする運動は法務省が主唱し、今年で73回目。来月の強調月間では、市役所や協力機関・団体の指定した場所などにのぼりやポスターを設置、掲示して運動をPRするほか、延岡地区保護司会による総理大臣メッセージの伝達式を予定している。また、延岡市内、門川町内の小中学校に向け、同省などが主催する作文コンテストへの参加を呼び掛ける。

 この日は延岡警察署生活安全課の早川康友課長と、刑事第二課の古川貴浩課長による講話もあり、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行して以来、犯罪件数が増加傾向に転じていることや、駅周辺の自転車盗難、特殊詐欺被害が増加していることなどを説明。薬物の所持・使用について、8割が30代以下で、未成年者の79%が危険性を認識していないことも報告し、「警察もさらなる取り締まりの強化に取り組む。皆さまの力も貸していただきたい」と協力を呼び掛けた。

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