本紙掲載日:2023-06-26
(7面)

日之影小の花いっぱい活動

花の苗を地域住民らにプレゼント

◆日頃の感謝を込めて

 日之影町立日之影小学校(隈元辰男校長、23人)の伝統行事「花いっぱい活動」が23日、町内であり、全校児童が花の苗約400株を地域住民らに配布して回った。

 町を花でいっぱいにし、日頃お世話になっている人へ感謝を伝えようと20年以上続く取り組み。今年は4月末に種をまき、マリーゴールド、サルビア、ヒャクニチソウなど色とりどりの花の苗を用意。生育はすべて、児童たちが担当した。

 町商工会女性部(山口依子部長)や日之影小ネットワーク会(田中省二代表)などの協力で2学年ずつ、配布を実施した。

 1、2年生はリヤカーを引き、学校周辺の民家を訪問。3、4年生と5、6年生はそれぞれ、Aコープ日之影店と町商工会館前にブースを設けて活動した。

 訪問先や買い物客らに「私たちは花いっぱい活動に取り組んでいます。頑張って育てた花です」などと伝え、袋に入れたポット苗を手渡し。心のこもった贈り物に、受け取った人たちに次々と〃笑顔の花〃が咲いた。

 苗を受け取った尾崎照史さん(72)=同町七折=は「毎年もらっていますが、いつも元気の良い子どもたちで晴れやかな気持ちになります。とてもうれしいですし、自宅のプランターで大切に育てます」とにっこり。

 5年生の寺尾悠希さん(10)は「朝と昼休みと放課後の水やりや草取りを毎日頑張りました。喜んでもらえてとてもうれしい。みんなで大切に育てたかいがありました」とほほ笑んだ。

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