本紙掲載日:2023-06-27
(3面)

被留置者避難や手信号訓練

被留置者役を避難させる署員

日向署が巨大地震に備え

 日向警察署(梅原守署長)は21日、大地震の発生に備えた災害対応訓練を行った。各課の署員約50人が参加し、被留置者避難や信号機応急復旧訓練など総合的な対応を確認した。

 訓練は巨大地震が発生し、津波警報が発令されたという想定で実施。訓練のアナウンスが流れると、地域課と会計課の署員が無線機や取得物を4階へ運び込んだ。

 留置課では、被留置者役の3人を一人ずつ留置所から出した後、手錠をし、3人をロープで連結。警戒態勢を整えた後、責任者を先頭に戒護員、被留置者3人、戒護員の順に並び、4階講堂へ避難した。

 交通課は、JR日向市駅東口信号交差点で訓練。停電や浸水により信号機が点灯しなくなった想定で、発動機を使って信号機を復旧する作業や、新人署員による手信号交通整理を行った。

 訓練後、梅原署長は「真剣に取り組み、良い訓練になった」と講評。その上で「めったいにないことこそ訓練をしっかりやること。巨大地震は必ず来る。今日の反省点をしっかり検証し生かしてほしい」と呼び掛けた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/