本紙掲載日:2023-06-29
(6面)

本社で職場体験−東海中生

保育園での絵本読み聞かせ取材

◆アーナー恵子さんの思いなど聞く

 延岡市立東海中学校(井上譲司校長)の歌津凪(なぎ)さん=2年=は27日から29日まで、夕刊デイリー新聞社本社で職場体験をしました。初日は編集部記者として、市内の保育園で開かれたイベントを取材して、記事にまとめました。

 歌津さんが書いた記事を掲載します。

◆「優しいワッショイ星人」延岡市立東海中2年・歌津凪

 延岡市鶴ケ丘在住の現代美術家、アーナー恵子さん(63)は27日、同市中島町のなかしま保育園で「ワッショイ星人ランド」という活動をした。

 ワッショイ星人は、アーナーさんが生み出したキャラクター。子どもたちに広めたいという思いからこの活動を行った。

 去年の年末に出版した絵本「ワッショイ星人がやってきた」の読み聞かせをした。子どもたち一人一人は笑顔で反応しながら楽しんでいた。その次は、録音された音楽に合わせて、木炭を使って猫の絵を描いたり、パステルでヒマワリの絵を描いたりした。子どもたちは手拍子をしながら楽しそうにしていた。
保育士の方がピアノを弾き、子どもたちが歌う「あめふりくまのこ」に合わせて、自宅から準備してきたクマの絵を動かしたり背景に雨を降らせたりした。
また、動物をテーマにしたしりとりをしながら、子どもたちが答えた動物を次々と描いていった。この活動が終わると、子どもたちは、アーナーさんに感謝の言葉を伝えた。

 子どもたちからは「ピアノの伴奏と一緒に歌った『あめふりくまのこ』が楽しかった」「みんなと一緒に考えたしりとりが楽しかった」「アーナーさんが描いたヒマワリがかっこよかった」などの声が聞かれた。

 アーナーさんは、「県内で口蹄(こうてい)疫が発生したり、夫を病気で亡くしたり、東日本大震災が発生したりしたことがきっかけで、とにかく優しいワッショイ星人が生まれました」と話した。

アーナーさんが、絵本を描く時は一つ一つに思いを込めて描いている。

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