本紙掲載日:2023-06-29
(9面)

Bリーガーに技を学ぶ

バスケットボールクリニックに100人

◆県北の小中学生、熱心に−延岡市・日向地区バスケ協会主催

 県北の小中学生を対象にしたバスケットボールクリニックが24日、延岡市大貫町の市民体育館で開催された。同市や日向市、高千穂町などのクラブチームを中心に約100人が参加。Bリーグで活躍する選手やコーチから指導を受け、プロの技術を楽しく学んだ。

 バスケ競技の普及や競技力向上、そして多くの子どもたちにバスケをもっと好きになってもらおうと延岡市バスケットボール協会(石川喜美子会長)と日向地区バスケットボール協会(鉄井正会長)の共催で行われた。

 指導者は宮崎ゆかりの人が中心。Bリーグ参入を目指す福井ブローウィンズアシスタントコーチの清水太志郎さん(小林高出)と、GMを務める蓮井良信さん(宮崎西高出)、B1西地区・ファイティングイーグルス名古屋でプレーするSGの相馬卓弥選手(宮崎工高出)と、B1中地区・富山グラウジーズのPG伊藤駿選手が来延した。

 最初に清水さんが「29日はたくさんコミュニケーションを取ること。この2時間で達成できそうなこと(目標)にチャレンジしよう」と呼び掛けた。

 ウオーミングアップでは、利き手と逆の手を使ったシュート。床に力強くたたきつけてコントロール力向上を図ったり、突破するためのステップを混ぜるドリブル、相手を交わすパスの練習などをした。

 続いて4班に分かれた子どもたちに選手やコーチが1人ずつ付いた。ボールをおなかで一周させた後のレイアップシュートや、横向きに180度ターンしたその場でシュートなど、動き方を細かくアドバイスしていた。

 現役選手と子どもたちの対戦は大盛り上がり。ダンクシュートや小学生が選手のディフェンスを抜けてシュートを決めると大きな歓声が起きた。

 最後に清水さんがプロ選手にもアドバイスするという〃意思表示〃について「分からないことは恥ずかしいことではない。教えてくださいと言う勇気を持つことが大切」と伝え、「隣にいるライバルに差をつけるには5分でも、10分でも多く練習すること」と話した。

 長友優佑さん(延岡小6年)は「教えてもらってドリブルが上達した。毎日個人の練習をしながらみんなに負けないようにしたい」、上杉峻吾さん(土々呂中2年)は「自分が意識することによって相手にカットされたりする隙が減ると分かった。プロの選手に話し掛けることができた」と満足した様子だった。

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