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高校生ものづくりコンテスト九州大会
◆延岡工土木科チーム、川口将吾さん(日向工)が出場 「高校生ものづくりコンテスト宮崎県大会」が9、10日に都城工業高校や県工業技術センター(宮崎市)で行われた。延岡工業高校土木科2年生のチームが測量部門で、日向工業高校機械科の川口将吾さん(3年)が溶接部門で、それぞれ最優秀賞に輝き、九州大会への出場を決めた。九州大会は測量部門が7月8、9日に熊本県、溶接部門は8月5日に鹿児島県で開催される。 ◇チームワークを武器に−測量部門・延岡工土木部の3人 測量部門で最優秀賞を受賞したのは、延岡工業高校土木科の黒木悠生(ゆうき)さん(16)、地神玄人(はると)さん(16)、中山心桜(こはる)さん(16)。3人は土木部(皿良誠志顧問)に所属しており、主に放課後の時間を利用して、競技の練習をしている。 測量部門の課題は大きく二つ。一つは、グラウンドに設定された五角形の各頂点間の距離と水平角を、測量機で観測、記録する屋外競技。もう一つは、結果を基に距離と角度の合計を導き出し、誤差を調整した計算書を作成する屋内競技。測量、計算それぞれの正確性とタイムを点数化し、その合計を競う。 ただし、雨天の場合は屋外で行う測量は中止し、大会事務局側が用意した仮の測量結果を用いて屋内競技のみを行うこと、より複雑な八角形の測量結果が出題されることが決まっていた。 3人は、天気予報を見て大会当日が雨だと知ると、練習を計算のみに絞るという「賭け」に出た。本番では方針転換した練習が功を奏し、ほぼ完璧な計算書を作成。見事、九州大会への切符をつかんだ。 チーム内には、得意分野に合わせた役割分担がある。計算のエースは中山さん。その実力はチームメンバーも認めるほどで「チームに貢献できるように、速さを意識しています」と自信を持って話す。 互いにサポートし合えるのも強み。中山さんが苦戦するというのが、測量に使う「トータルステーション」の設置。これは黒木さんの得意分野で、最も重要だという測量の1番手を任されている。地神さんは、2人の様子を冷静に見て、バランスを取り、チームへの負担をいかに無くすかを考えて動いている。 「急いだ時に簡単なミスをしないようにすることが今の課題」と、日々改善点の研究に取り組む3人は、それぞれの長所を生かしながら、練習で培ったチームワークを武器に、九州大会優勝を目指す。 ◇豊富な練習量で、2度目の舞台へ−溶接部門・川口将吾さん 溶接部門では日向工の川口将吾さん(17)が最優秀賞に輝き、2度目の九州大会出場を決めた。 溶接の試験は、制限時間30分の中で2枚の鉄板を1枚につなぎ合わせ、その外観を審査するもの。個人の部と3人一組の団体の部で頂点を競った。 日向工は昨年、団体優勝を果たしており、川口さんはメンバーの一人。自信を持って挑んだが、「緊張で力んで高さに波が出た」。3層に仕上げる際の初層でミスした。それでも焦らずに集中し、20分で溶接を終えると、残りの10分は表面を磨き上げる作業に当てた。 成績発表まで「この外観では1位はないな」と肩を落としていたというが、結果は85点で優勝。「だめだと思っていたのでうれしかった」と振り返った。 昨年の九州大会は団体で優勝、個人は4位だった。団体戦は上位大会がなかったため全国の舞台は未踏。残り2カ月は、学校での練習に加え、同校OBで日本溶接協会マイスターであるアキタ製作所の原田芳男工場長の元に出向き、研さんに励む予定という。 「練習量には自信があるが、さらに自分に合ったスピードと(溶接棒の)角度を見つけて、今年は九州で優勝する」と意気込んだ。
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高校生ものづくりコンテスト九州大会
◆延岡工土木科チーム、川口将吾さん(日向工)が出場
「高校生ものづくりコンテスト宮崎県大会」が9、10日に都城工業高校や県工業技術センター(宮崎市)で行われた。延岡工業高校土木科2年生のチームが測量部門で、日向工業高校機械科の川口将吾さん(3年)が溶接部門で、それぞれ最優秀賞に輝き、九州大会への出場を決めた。九州大会は測量部門が7月8、9日に熊本県、溶接部門は8月5日に鹿児島県で開催される。
◇チームワークを武器に−測量部門・延岡工土木部の3人
測量部門で最優秀賞を受賞したのは、延岡工業高校土木科の黒木悠生(ゆうき)さん(16)、地神玄人(はると)さん(16)、中山心桜(こはる)さん(16)。3人は土木部(皿良誠志顧問)に所属しており、主に放課後の時間を利用して、競技の練習をしている。
測量部門の課題は大きく二つ。一つは、グラウンドに設定された五角形の各頂点間の距離と水平角を、測量機で観測、記録する屋外競技。もう一つは、結果を基に距離と角度の合計を導き出し、誤差を調整した計算書を作成する屋内競技。測量、計算それぞれの正確性とタイムを点数化し、その合計を競う。
ただし、雨天の場合は屋外で行う測量は中止し、大会事務局側が用意した仮の測量結果を用いて屋内競技のみを行うこと、より複雑な八角形の測量結果が出題されることが決まっていた。
3人は、天気予報を見て大会当日が雨だと知ると、練習を計算のみに絞るという「賭け」に出た。本番では方針転換した練習が功を奏し、ほぼ完璧な計算書を作成。見事、九州大会への切符をつかんだ。
チーム内には、得意分野に合わせた役割分担がある。計算のエースは中山さん。その実力はチームメンバーも認めるほどで「チームに貢献できるように、速さを意識しています」と自信を持って話す。
互いにサポートし合えるのも強み。中山さんが苦戦するというのが、測量に使う「トータルステーション」の設置。これは黒木さんの得意分野で、最も重要だという測量の1番手を任されている。地神さんは、2人の様子を冷静に見て、バランスを取り、チームへの負担をいかに無くすかを考えて動いている。
「急いだ時に簡単なミスをしないようにすることが今の課題」と、日々改善点の研究に取り組む3人は、それぞれの長所を生かしながら、練習で培ったチームワークを武器に、九州大会優勝を目指す。
◇豊富な練習量で、2度目の舞台へ−溶接部門・川口将吾さん
溶接部門では日向工の川口将吾さん(17)が最優秀賞に輝き、2度目の九州大会出場を決めた。
溶接の試験は、制限時間30分の中で2枚の鉄板を1枚につなぎ合わせ、その外観を審査するもの。個人の部と3人一組の団体の部で頂点を競った。
日向工は昨年、団体優勝を果たしており、川口さんはメンバーの一人。自信を持って挑んだが、「緊張で力んで高さに波が出た」。3層に仕上げる際の初層でミスした。それでも焦らずに集中し、20分で溶接を終えると、残りの10分は表面を磨き上げる作業に当てた。
成績発表まで「この外観では1位はないな」と肩を落としていたというが、結果は85点で優勝。「だめだと思っていたのでうれしかった」と振り返った。
昨年の九州大会は団体で優勝、個人は4位だった。団体戦は上位大会がなかったため全国の舞台は未踏。残り2カ月は、学校での練習に加え、同校OBで日本溶接協会マイスターであるアキタ製作所の原田芳男工場長の元に出向き、研さんに励む予定という。
「練習量には自信があるが、さらに自分に合ったスピードと(溶接棒の)角度を見つけて、今年は九州で優勝する」と意気込んだ。