本紙掲載日:2023-07-03
(1面)

擁壁ごと斜面崩壊

下野の国道325号通行規制−高千穂町

 高千穂町下野の国道325号では隣接する高さ約4メートルの斜面が擁壁ごと崩れ、上部の田畑などからとみられる大量の土砂が道幅約50メートルにわたり流入した。3日午前5時ごろ、高千穂警察署に通報があった。近くのYショップくもいと付近約1キロ区間に通行規制が敷かれた。人的被害は出ていない。

 近隣に住む60代女性は、3日午前1時30分ごろ、「言い様のない嫌な音がずっと鳴っていた」といい、「数十年住んでいてこんな規模の土砂災害は初めて。夜が明けてから外に出て、足が震えた」と、慌てた様子で避難準備を進めていた。

 高千穂警察署などは、いずれも早めの避難を呼び掛けている。

◆西臼杵3町で10世帯10人が避難

 梅雨前線の影響を受けた昨夜から、各地で大雨による被害が出ている。
西臼杵郡では崩土や倒木などが相次ぎ、正午現在、西臼杵3町の指定緊急避難所計15カ所に10世帯10人(高千穂7世帯7人、日之影1世帯1人、五ケ瀬2世帯2人)が自主避難している。

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