本紙掲載日:2023-07-05
(2面)

市町村長へ、総理メッセージ

7月は「社会を明るくする運動」強調月間

◆県北3地区−保護司会などが伝達

 法務省主唱の「社会を明るくする運動」強調月間(1〜31日)に合わせ、県北3地区の保護司会と更生保護女性会は3、4日にそれぞれ市役所や町村役場に首長を訪ね、犯罪や非行防止、更生活動への理解と支援を求める岸田文雄総理大臣からのメッセージを伝達した。同運動は犯罪や非行の防止と、犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動で、1951年のスタートから73回目を迎えた。また、今月は再犯防止啓発月間にも定められている。


◇延岡地区

 延岡市への伝達式は4日、市役所であり、延岡地区保護司会と同地区更生保護女性会から計6人が訪問。保護司会の岡田秀一会長は読谷山洋司市長へ「〃生きづらさ〃を抱える人、再出発を図ろうとする人を受け入れることのできる、包摂的な社会の実現を目指し、犯罪や非行の防止と立ち直り支援に取り組んでまいります」とのメッセージを伝えた。

 「犯罪のない明るい地域社会づくりに取り組む決意の印である『幸福の黄色い羽根』の下、ご協力をお願いいたします」との申し入れに対し、読谷山市長は「行政として取り組むべきことにさらに尽力したい」と決意表明。市が取り組む相談・連絡の仕組みを積極的に活用してもらうよう呼び掛けた。

 なお、3日には門川地区保護司会が門川町役場を訪問し、山室浩二町長へのメッセージを伝達した。


◇日向地区

 日向市への伝達式は4日、市役所であり、日向地区保護司会(黒木久典会長)と日向地区更生保護女性会(落合千里会長)から黒木、落合両会長ら9人が訪れ、十屋幸平市長に内閣総理大臣からのメッセージを伝えた。

 黒木会長からメッセージを受け取った十屋幸平市長は「市としても安全で安心なまちづくりに取り組んでいるところであり、皆さんの活動が広く理解してもらえるよう、市としても支援をさせていただきたい」と話した。


◇高千穂地区

 高千穂町、日之影町、五ケ瀬町への伝達式は3日、各町役場であり、高千穂地区保護司会(谷川秀憲会長)などが町長に内閣総理大臣からのメッセージを伝えた。

 このうち、高千穂町役場には谷川会長ら6人が訪問。同保護司会高千穂支部の廣末弥壽雄支部長が「犯罪や非行の背景には望まない孤独や社会的孤立など、社会における〃生きづらさ〃が存在していることが少なくない。その〃生きづらさ〃に寄り添い、人と人とが互いに支え合うコミュニティーを築くことこそが、安全で安心な明るい社会の実現につながる」などと呼び掛ける岸田総理の名義文を読み上げ、甲斐宗之町長に手渡した。

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