本紙掲載日:2023-07-07
(7面)

親子らコンサート楽しむ

楽器体験やリズム遊びも・延岡

 関西を拠点に活動しているフルートアンサンブルSAKURAジェンヌのコンサートが6月24日、延岡市のカルチャープラザのべおかであった。同市の一般社団法人のべおか風と土の学校(江原トネ子代表)主催。

 日中は親子対象、夕刻からは一般対象の2回公演。親子対象のコンサートには赤ちゃんから訪れ、ほぼ満席となった会場で、クラシックを中心に、童謡やアニメのテーマ曲などを幅広く演奏した。楽器に触れる体験やリズム遊びのコーナーもあり、親子を楽しませた。

 SAKURAジェンヌは、平岡洋子さん(大阪音楽大学非常勤講師)をはじめ6人が来延。高音はピッコロ、低音は、管の長さが2メートル64センチもあるというコントラバスフルートまで5種類のフルートの仲間を使って演奏した。

 メインプログラムの「魔法の笛と鈴」(松本則子さん脚本)は、モーツァルトのオペラ「魔笛」をアレンジしたもので、遠藤啓美さん(延岡市)のナレーションを交えながら演奏。客席の方から笛や鉄琴の音が聞こえてくると、子どもたちは「どこ、どこ?」ときょろきょろしていた。

 最後は、遠藤さん、後藤梓さん(延岡市)、SAKURAジェンヌメンバー藤澤曜子さんの長女こよみさん(8)=大阪府=も加わり、9人で、猫に関わる曲を集めた「SAKURA〃にゃ〃猫メドレー」(仮屋賢一さん編曲)を楽しく演奏した。

 小永吉玲実(れみ)ちゃん(3)=延岡市=は、母の智美(さとみ)さん(37)、姉の舞歩(まほ)さん(6)と3人で来場。体験コーナーで水笛を吹き「楽しかった。ピッて鳴ったよ」。智美さんは「赤ちゃんから行けるこのようなコンサートはうれしい。騒いでも大丈夫なので、子どもも親も安心して楽しめます」と話していた。

 のべおか風と土の学校は、このコンサートで行ったリズム遊びなどを通じて音楽に親しむ「ミュージックワークショップ」を8月24〜26日に開く予定。問い合わせ先は風と土の学校事務局(電話080・2895・2692)。

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