本紙掲載日:2023-07-07
(8面)

人権の花「大きく育って」

「人権の花」の贈呈式で、苗などを受け取る黒岩小中学校の児童生徒

実施校−黒岩小中に苗と立て看板・延岡

 花の栽培を通して命の大切さや思いやりの心を育む「人権の花」の贈呈式がこのほど、延岡市立黒岩小中学校(吉永登志孝校長、41人)であり、マリーゴールドやポーチュラカなどの苗約180株が贈られた。

 人権の花運動は1982年度から、全国の人権擁護委員協議会と法務局が主に小学校を対象に実施している。2007年度からは、都道府県を通じて各人権啓発活動地域ネットワーク協議会の構成機関の市町村が委託を受けて展開。延岡市内では今年度、同校と旭小学校が実施校に選ばれている。

 贈呈式は同校体育館であり、小学部の児童18人と中学3年の4人が参加。吉永校長が「目の前の花を思いやることで〃いのち〃を大切にする心を育んでほしい」とあいさつ。延岡人権擁護委員協議会の志野崎光洋会長らが、代表の児童生徒に花の苗や立て看板を手渡した。

 小学部6年の末廣菜乃さんと中学部3年の佐藤里玖さんは「人権の大切さをよく考えながら、みんなで大切に育てていきたい。大きく育ってきれいな花が咲くのが楽しみ」と話していた。

 贈られた苗は、校内にある「ふれあい花壇」のほか、校区内の公民館や集会場の花壇に植栽し、栽培するという。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/