本紙掲載日:2023-07-08
(3面)

チキン南蛮党、最後の学校訪問

給食の時間に教室を訪問したチキなん番長

延岡小で食育授業−延岡の魅力を伝えられる人になって

 7月8日はチキン南蛮の日。延岡発祥チキン南蛮党(永野時彦党首)は7日、延岡小学校(高森賢一校長、400人)を訪問した。この日の給食メニューは「チキン南蛮サンド」。給食の前に6年生64人を対象に食育授業を行った。同党は8日で解散を予定しており、延岡小が最後の学校訪問となった。

 講師を務めたのは、チキン南蛮党の脇坂千恵幹事長(31)。延岡市のPRキャラクター「チキなん番長」と、番長の親友でのぼりざるフェスタマスコットキャラクターの「のぼるくん」も訪れた。

 脇坂さんは、チキン南蛮を中心に、延岡のグルメ、観光名所、歴史について話した。いまだに延岡を「陸の孤島」と言っている人がいることに触れ、「延岡には本当に何もないと思いますか?」と尋ねると、子どもたちからは「いっぱいある!」との声。スクリーンにグルメや名所の写真が映されると「チキン南蛮だ!」「あゆやな!」「家族でまつりのべおか行く!」など元気な反応を見せた。

 「たくさんの延岡を発見、体験して他の人にも延岡の魅力を伝えられるような大人になってほしい」と脇坂さん。黒木奏大さん(11)は「チキン南蛮と延岡のいいところがたくさんあると知ることができて良かった。チキン南蛮をたくさん食べて、のぼるくんの身長を超したいです」と児童を代表して感想を述べた。

 授業を終えると給食の時間。児童たちは自分でパンにチキン南蛮とキャベツを挟み、手作りしたサンドを頬張っていた。また、食事中の教室をのぼるくんとチキなん番長が訪問し、子どもたちと触れ合う温かな光景も見られた。

 甲斐才夢(あむ)さん(11)は「延岡のことがたくさん分かってうれしかった。元々チキン南蛮は大好きだけど、やっぱりおいしいなと思った」と、チキン南蛮サンドを味わっていた。

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