本紙掲載日:2023-07-08
(7面)

2冊目は参加型絵本

1冊目の絵本「ワッショイ星人がやってきた」
アーナーさん(提供写真)

先着200人まで募集アーナー恵子さん

◆あなたの分身が登場します

 延岡市鶴ケ丘在住の現代美術家アーナー恵子さん(63)は、自身が生み出したキャラクター「ワッショイ星人」の2冊目の絵本の出版準備を進めている。「参加型絵本」という新しい試み。参加者の「分身」が絵本に登場するという。先着200人まで募っている。ペットも含む。今月末締め切り。

 参加者がそれぞれ人として登場するわけではなく、大勢いるワッショイ星人の一人になるかもしれないし、魚、花、虫になるかもしれない。アーナーさんがその人をイメージしながら描く。似顔絵ではないため、どれが誰の分身か分からない可能性がある。そこで「○ページのこの子があなたです」という証明書を付けるという。

 ワッショイ星人は、口蹄(こうてい)疫や東日本大震災が発生し、アーナーさん自身も夫を亡くした悲しみから立ち上がろうともがいていた2012年に生まれた。苦しく悲しい時でも生きていかなければならない、すべての生き物に寄り添い、応援してくれる存在だ。

 1冊目の絵本「ワッショイ星人がやってきた」を出版した後、2冊目に向けて出資の申し出があったという。「本当に感謝しています。その方の思いも込めて制作します」とアーナーさん。

 制作に取り掛かり始めたころ、ある人から「どこでもいいから私も載せて」と言われたことが、今回の試みのきっかけ。「地元の風景のある絵本に、こそっと自分の分身がいたら楽しいだろうな。地元の作家だからできることでもある」と。

 「ご興味がおありの方はご連絡ください」と呼び掛けている。連絡先はアーナーさん(筍娃坑亜Γ隠隠僑后Γ沓僑械后■襭紕蕋襭錚瓧茖遑紕鬘娃僑横供gmail.com)。

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