本紙掲載日:2023-07-12
(2面)

ペットボトルキャップ集め途上国にワクチン

富島中生徒会−イオン日向店へ

◆コロナ禍でたまった7万個

 日向市立富島中学校(横山博章校長、425人)の生徒会はこのほど、全校生徒らに呼び掛けて集めたペットボトルのキャップ約7万個をイオン日向店に贈った。キャップはイオン九州を通して認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付され、途上国の子どもにワクチンを届ける活動に使われる。

 同校では毎年、ボランティア活動の一環としてキャップ集めを行っている。毎週金曜日に生徒会が各クラスのキャップを回収し、45リットル袋に入れ替えて保管。定期的に同店へ届けていたが、コロナ禍もあり、2、3年分が生徒会室にたまっていたという。

 同店には生徒会役員5人と横山校長、教諭2人が訪問し、24袋分約7万個のキャップを担当者に託した。

 この活動に対し、イオン九州は同校に感謝状を贈呈。伝達式は5日、同校校長室であり、横山校長が生徒会役員に賞状を手渡し、同校が贈ったキャップの重量が約200キロ、ポリオワクチン50人分になることなどを伝えた。

 黒木由称(ゆうな)生徒会長=3年=は「先輩方を含め、全校生徒の力でこれだけ集めることができた。富島中の伝統を誇らしく思う。中学生ができることは限られているが、これからも自分たちができることを続けていきたい」と話した。

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