本紙掲載日:2023-07-12
(3面)

脱炭素推進へ包括連携協定

包括連携協定を締結した甲斐町長(左)と浦上社長=4日、高千穂町役場

高千穂町とBPO企業エスプール

 高千穂町と、地方自治体向けの環境コンサルティングなどを行うBPO企業エスプール(浦上荘平社長、本社・東京都)は4日、政府が2050年までと定めるゼロカーボンシティーの推進に向けた包括連携協定を締結した。今後、資源や機能等の相互活用を図り、脱炭素を基幹とする地域発展に協力して当たる。調印式は町役場であり、甲斐宗之町長と浦上社長が覚書を交わした。
 
 エスプールは16年、県と立地協定を結び、雇用創出や経済活性化に向けた取り組みを行っている。子会社のブルードットグリーン(八林公平社長、東京都)が約400社に環境コンサルティングを提供した実績があり、各地で豊富なノウハウを生かした脱炭素支援を展開。県内における同協定の締結は日南市、高鍋、日之影町に次いで4番目となる。

 式では、甲斐町長が世界農業遺産やユネスコエコパークに認定されている町内の地域資源について触れ、「自然と人が共生できるまちづくりには専門的な知識が必要となる。ぜひ、ご助力をお願いしたい」と期待。

 浦上社長(56)は「脱炭素に向けた取り組みは農業、林業を後押しし、防災や交通といった地域の課題解決にも一役買うと考えている。豊かな脱炭素社会を実現し、中山間の自治体が進むべき見本とできるよう、力を尽くしたい」と話した。

 提携事項は―、.璽蹈ーボンシティーの推進に向けた支援町民および事業者への周知・啓発等9眄虔翊の豊富な資源(森林、河川等)の活用調査い修梁勝⇔昭圓協議して必要と認める事項。

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