本紙掲載日:2023-07-14
(7面)

故郷に作品を寄贈−日向市出身の画家、日高康志さん

日向市に油彩画を寄贈した日高康志さん(右から2人目)=13日、同市役所

23日まで延岡で個展開催

 故郷の人たちに作品を楽しんでもらおうと、日向市出身で埼玉県春日部市在住の画家日高康志(本名・靖志)さん(72)が日向市に作品1点を寄贈した。その贈呈式が13日、同市役所教育委員会室で行われた。

 日高さんは1951年、同市生まれ。小学3年生まで財光寺小学校に在籍した。大阪市立美術研究所でデッサンを学び、73年に上京。昭和を代表する人物画家宮永岳彦に師事した。柔らかく繊細なタッチで描かれた優美な女性像は、全国で高い評価を得ている。東京二紀賞、同奨励賞など受賞。日本美術家連盟会員。

 寄贈作品は、ピアノを演奏する女性を描いた油彩画「奏」で、2013年に制作したF50号(縦116・7センチ、横91センチ)の大作。延岡市伊達町の「ギャラリーかわなか」で約7年ぶりに個展が開催されるのを記念して贈られた。

 日高さんは「絵を楽しんでいただき、前向きな気持ちになっていただければ」と話し、今村卓也教育長は「日向市のことを思っていただき、とてもうれしい。子供たちにもぜひ見てもらいたい」と感謝した。

 「日高康志油彩画展清楚・流麗・可憐」は23日まで、同ギャラリーで開催。作品30点を展示する。あすまで日高さんが来場する。入場無料。展示販売も行う。時間は午前10時から午後6時まで。

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