本紙掲載日:2023-07-14
(6面)

パパはイクメン−タマシギ

イネに身を隠すタマシギの雄。2羽のひなを連れていた(延岡市内で)

田んぼで子育て

 緑のイネが丈を伸ばす田んぼで、絶滅の恐れがある野鳥のタマシギがかいがいしく子育てしている。

 チドリ目タマシギ科の留鳥。全長約24センチで雌雄とも目の周囲に勾玉(まがたま)形の白斑がある。

 赤褐色で美しいのは雌の方。繁殖期にはコォーコォーとよく響く声で鳴き、縄張りを主張する。

 これに対し、卵を温めたり、ふ化したひなを世話したりするのは地味な褐色の雄。野鳥界きってのイクメンは、イネに身を隠しながらひなを連れて水生昆虫などの餌を探している。

 県内では繁殖環境の悪化で個体数が減っており、県版レッドリストの2020年度改訂版ではそれまでの準絶滅危惧から絶滅危惧粁爐乏幣紊欧気譴拭

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