本紙掲載日:2023-07-14
(8面)

女子相撲・姉妹そろって初優勝

高千穂小、堀姫萌華・瑠琉華さん−兵庫・姫路市で開催の全国大会

 日本女子相撲連盟などが主催する「第9回全国女子相撲選抜ひめじ大会」がこのほど、兵庫県姫路市で開催され、小学6年生の部60キロ以上級で堀姫萌華さん(12)=高千穂小=、小学4年生以下の部35キロ以上級で妹・瑠琉華さん(10)=高千穂小4年=が初優勝した。姉妹そろっての快挙に、姫萌華さんは「練習の成果を感じることができたのでうれしい」、瑠琉華さんは「大きな大会で勝てて良かった」と喜んでいる。

 2人は、21年続けて国体選手に選ばれ、県立高千穂高校相撲部顧問として競技を普及する父・慎太郎さん(45)の勧めで相撲を始めた。競技歴は、姫萌華さんが5年、瑠琉華さんが4年という。

 毎週末、高千穂高や高千穂相撲クラブの仲間と胸を合わせ、基本となる四股、すり足、一丁押し(当たり稽古)、申し合い(取り組み)などの稽古を「高校生基準」で実践。競技の魅力については「いろいろな人とコミュニケーションが取れて、仲良くなれること」と笑顔で口をそろえる。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、ともに初挑戦した今大会。小学6年生の部60キロ以上級は2人、小学4年生以下の部35キロ以上級は3人が出場した。

 姫萌華さんは、延岡市の轟木結愛花さん(11)=伊形小、延岡相撲道場=との一騎打ちに得意の押し相撲。こん身の押し出しで勝利した。瑠琉華さんは、県外のライバルを相手に持ち前の足さばきやもろ手の技術を発揮し、2戦全勝で頂点に立った。

 16日に開催される第14回全日本女子相撲岐阜大会にも出場予定といい、慎太郎さんは「みんなライバルだけど、仲間でもある。とにかく楽しみながら取り組んでもらえれば」と目を細める。

 姫萌華さんは「優勝できるのが一番だけど、勝っても負けても自分の相撲を貫きたい」。瑠琉華さんは「勝ち負けは考えず、大会を通してもっと成長したい」と意気込み、姉妹そろい踏みでの〃再登頂〃を誓った。

◆「次こそは」リベンジ誓う−小学6年生の部60キロ以上級・轟木さん

 姫萌華さんに敗れ、準優勝の轟木さんは「もう少し体(重心)を下げればよかった」と敗因を自己分析。「先生からアドバイスをもらったり、自分の戦い方を振り返って、次の岐阜大会では堀さんに勝ちたい」とリベンジを誓った。

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