本紙掲載日:2023-07-15
(3面)

空から防除、作業の安全と豊作を祈願

作業の安全と豊作を祈願した延岡スカイサービスと農業関係者

延岡スカイサービス−高千穂管内でも作業

 水田の防除作業が始まるのを前に、延岡スカイサービス(山口裕介代表)による安全祈願祭がこのほど、延岡市恒富町の春日神社で行われた。JA延岡やNOSAI宮崎(県農業共済組合)、西臼杵防除協議会からも参加。約30人が作業の安全、無事故を祈願した。

 同神社本殿では木村健作神職による神事があり、安全な作業と豊作を祈願。参列者の代表が玉串を奉納した。境内には作業に使う無人ヘリとドローンが並び、神職によるお清めが行われた。

 NOSAI宮崎の谷口千明事業部長が来賓あいさつ。「防除作業は稲作農家の負担軽減、米の品質向上に重要な事業。オペレーターにとっては厳しい暑い時期の作業となりますが、体調の管理に努め事故のないよう注意していただき、実り多い年になりますよう、皆さまのご活躍を祈念します」と述べ、安全な作業と事業の進展に期待した。

 これを受けて山口代表も「ご出席ありがとうございます。今年も病害虫や気象の変化に対応しながら、防除作業に努めます。そして秋口には防除をして良かったと思ってもらえるようにオペレーター一同頑張ります」と意気込みを話した。

 同社は2019年に、前身の「延岡地区無人ヘリ防除部会」を発展解消させて株式会社となった。今期の防除作業も今月中旬から9月までの約3カ月、JA延岡管内とJA高千穂地区管内の水田計約1400ヘクタールを対象に行う。

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