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県内、定点当たり16・00人
県の感染症週報第26週(3〜9日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり16・00人で、前週から65・6%増加しました。12日時点の入院患者は97人(前週比18人増)で、重症者はいません。 ◆日向・東臼杵も「オレンジ」に悪化−全県で注意が必要に 県内7医療圏域ごとの新規感染者数は延岡・西臼杵圏域が定点当たり26・33人と前週(同16・44人)から60・5%増加し、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行後に県が設けた4段階の注意喚起区分で初めて、上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)になりました。日向・東臼杵圏域は同10・83人で前週の同5・83人から85・7%増加し、「黄圏域」(基準値=同5人以上)から「オレンジ圏域」(同10人以上)に悪化しました。 ほかに、宮崎・東諸県(同18・22人)、小林・えびの・西諸県(同15・50人)、西都・児湯(同13・83人)、日南・串間(同12・80人)も「オレンジ圏域」、都城・北諸県圏域(同8・90人)が「黄圏域」で、全県で注意が必要な状況となりました。 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、10〜14歳が22%▼5〜9歳が19%▼5歳未満と40代が9%▼15〜19歳と30代が8%▼20代7%▼60代6%▼50代5%▼70代4%▼80代以上が3%でした。 ◇3〜9日、延岡市516人−前週比135人増 延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(3〜9日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は516人で、前週から135人(35・4%)増加しました。 日別では、3日117人▽4日108人▽5日89人▽6日71人▽7日70人▽8日52人▽9日9人となっています。増加傾向はさらに顕著となり、今後さらに加速する恐れがあります。 ◇昨年のこの時期は「医療崩壊」−延岡市が緊急注意喚起 県が定める感染状況の新たな区分で延岡・西臼杵医療圏域が県内で初めて「赤圏域」となったことを受け、延岡市は13日、市民に向けた緊急の注意喚起を行いました。 県北は長年にわたり深刻な医療人材の不足が叫ばれていますが、オミクロン株の出現で新型コロナの爆発的な感染拡大(第7波)が始まった昨年の今ごろに「医療崩壊」と言える危機的状況が起きています。「海の日」を含む連休中の深夜に救急が集中し、医療現場がパニックとなったのです。 現在の感染状況は当時と酷似し、まさに15日からがその連休に当たるため、延岡市医師会などは強い警戒感を抱えながら救急患者の割り振りなど受け入れ態勢の調整、備えを進めていますが、「ぜひ、市民の方々にも危機感を共有してほしい」と訴えています。 ◇今後、急激に増加する可能性−基本的な対策を 保健所管轄別の新規感染者数は延岡が1医療機関(定点)当たり24・43人、高千穗はさらに33・00人と突出しています。1人の感染者から何人に感染しているかの平均値となる実効再生産数は増加傾向と示す「1以上」を超えて、3週連続で1・5に近い値が継続しています。 現状について、延岡市医師会の佐藤信博会長は「このようなことは今までになく、今後、急激に患者数が増える可能性が非常に高い」と指摘しています。延岡市役所ではこれまで職員のマスク着用は任意でしたが、「赤圏域」入りに伴い、会話や行事などの際には原則着用することになりました。 市民に向けては、感染拡大防止のため、その場に応じたマスクの着用やせきエチケットの実施▽換気と「三つの密(密集・密接・密閉)」の回避▽手洗いの習慣化▽適度な運動とバランスの取れた食事など生活習慣の継続▽ワクチン接種対象者は早めの接種などを呼び掛けています。 また、感染した場合に備えて家族全員分の抗原検査キット(政府承認)、薬剤(解熱剤、喉の痛み止め、せき止め、整腸剤、目薬など)、1週間程度の食料(特にゼリー状の飲食料)を備蓄し、家庭内での隔離や食事、入浴など自宅療養について家族同士で話し合っておくことも求めています。 ◇不要不急の救急要請の増加が課題に 市内では最近になり、不要不急の救急要請や夜間受診の増加が再び課題となっています。救急の受け入れや新型コロナ患者の入院調整などに当たっている佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、その多くは心理的な不安に伴うもので、初めて子育てする保護者や高齢者世帯が多くを占めるといいます。 ただ、特に夜間や休日は医療提供態勢が極端に制限され、救急要請が続けば現場負担が一気に高まります。新型コロナの感染が拡大すると、一定の割合で容体が急に悪化する患者が出てくるため、医療現場の警戒感が高まっているのです。 こうした事情を踏まえ、市は感染時や感染が疑われる場合の対応として、夜間急病センターなどへの夜間休日のコンビニ受診を控える▽症状が軽いなど受診する必要がない場合は抗原検査キットを活用する▽受診の際は医療機関へ事前に連絡して不織布マスクを着用する▽感染した場合は発症後5日間経過して症状軽快から24時間後までは外出を控える▽発症後10日間はマスクを着用して重症化リスクが高い人との接触を控えるよう理解を求めています。 ◇気を付けてほしい脱水症状−呼吸困難などもすぐに受診を その上で、佐藤医師は次のような症状がある場合にはためらうことなく救急車を呼ぶか、すぐに病院を受診するようアドバイスしています。 一つ目は、息苦しくて動けないほど顕著な呼吸困難です。目安は呼吸数が1分間に28回以上になった場合で、呼吸器に何かしらの病変が生じている可能性があるといいます。ただし、過換気症候群の既往症は除きます。 意識障害やけいれんも中枢神経の異常が疑われるため、早急な処置が求められます。この場合も、以前受診して熱性けいれんと診断されている場合は慌てなくてもいいそうです。 血圧は上の値が90(ミリ水銀柱)以下まで下がったり、通常値より30以上低下した場合、ひどいふらつきや気分が悪くなるほど血圧が低下した場合も要注意です。 特に気を付けてほしいのが脱水症状だといいます。24時間以上摂食・飲水ができず、嘔吐(おうと)、下痢などが続く場合は、それだけで重症化の要因となるため、すぐに病院に連絡して受診し、点滴などを受ける必要があるのだそうです。 ◇迷ったら電話相談を 延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。
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県内、定点当たり16・00人
県の感染症週報第26週(3〜9日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり16・00人で、前週から65・6%増加しました。12日時点の入院患者は97人(前週比18人増)で、重症者はいません。
◆日向・東臼杵も「オレンジ」に悪化−全県で注意が必要に
県内7医療圏域ごとの新規感染者数は延岡・西臼杵圏域が定点当たり26・33人と前週(同16・44人)から60・5%増加し、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行後に県が設けた4段階の注意喚起区分で初めて、上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)になりました。日向・東臼杵圏域は同10・83人で前週の同5・83人から85・7%増加し、「黄圏域」(基準値=同5人以上)から「オレンジ圏域」(同10人以上)に悪化しました。
ほかに、宮崎・東諸県(同18・22人)、小林・えびの・西諸県(同15・50人)、西都・児湯(同13・83人)、日南・串間(同12・80人)も「オレンジ圏域」、都城・北諸県圏域(同8・90人)が「黄圏域」で、全県で注意が必要な状況となりました。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、10〜14歳が22%▼5〜9歳が19%▼5歳未満と40代が9%▼15〜19歳と30代が8%▼20代7%▼60代6%▼50代5%▼70代4%▼80代以上が3%でした。
◇3〜9日、延岡市516人−前週比135人増
延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(3〜9日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は516人で、前週から135人(35・4%)増加しました。
日別では、3日117人▽4日108人▽5日89人▽6日71人▽7日70人▽8日52人▽9日9人となっています。増加傾向はさらに顕著となり、今後さらに加速する恐れがあります。
◇昨年のこの時期は「医療崩壊」−延岡市が緊急注意喚起
県が定める感染状況の新たな区分で延岡・西臼杵医療圏域が県内で初めて「赤圏域」となったことを受け、延岡市は13日、市民に向けた緊急の注意喚起を行いました。
県北は長年にわたり深刻な医療人材の不足が叫ばれていますが、オミクロン株の出現で新型コロナの爆発的な感染拡大(第7波)が始まった昨年の今ごろに「医療崩壊」と言える危機的状況が起きています。「海の日」を含む連休中の深夜に救急が集中し、医療現場がパニックとなったのです。
現在の感染状況は当時と酷似し、まさに15日からがその連休に当たるため、延岡市医師会などは強い警戒感を抱えながら救急患者の割り振りなど受け入れ態勢の調整、備えを進めていますが、「ぜひ、市民の方々にも危機感を共有してほしい」と訴えています。
◇今後、急激に増加する可能性−基本的な対策を
保健所管轄別の新規感染者数は延岡が1医療機関(定点)当たり24・43人、高千穗はさらに33・00人と突出しています。1人の感染者から何人に感染しているかの平均値となる実効再生産数は増加傾向と示す「1以上」を超えて、3週連続で1・5に近い値が継続しています。
現状について、延岡市医師会の佐藤信博会長は「このようなことは今までになく、今後、急激に患者数が増える可能性が非常に高い」と指摘しています。延岡市役所ではこれまで職員のマスク着用は任意でしたが、「赤圏域」入りに伴い、会話や行事などの際には原則着用することになりました。
市民に向けては、感染拡大防止のため、その場に応じたマスクの着用やせきエチケットの実施▽換気と「三つの密(密集・密接・密閉)」の回避▽手洗いの習慣化▽適度な運動とバランスの取れた食事など生活習慣の継続▽ワクチン接種対象者は早めの接種などを呼び掛けています。
また、感染した場合に備えて家族全員分の抗原検査キット(政府承認)、薬剤(解熱剤、喉の痛み止め、せき止め、整腸剤、目薬など)、1週間程度の食料(特にゼリー状の飲食料)を備蓄し、家庭内での隔離や食事、入浴など自宅療養について家族同士で話し合っておくことも求めています。
◇不要不急の救急要請の増加が課題に
市内では最近になり、不要不急の救急要請や夜間受診の増加が再び課題となっています。救急の受け入れや新型コロナ患者の入院調整などに当たっている佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、その多くは心理的な不安に伴うもので、初めて子育てする保護者や高齢者世帯が多くを占めるといいます。
ただ、特に夜間や休日は医療提供態勢が極端に制限され、救急要請が続けば現場負担が一気に高まります。新型コロナの感染が拡大すると、一定の割合で容体が急に悪化する患者が出てくるため、医療現場の警戒感が高まっているのです。
こうした事情を踏まえ、市は感染時や感染が疑われる場合の対応として、夜間急病センターなどへの夜間休日のコンビニ受診を控える▽症状が軽いなど受診する必要がない場合は抗原検査キットを活用する▽受診の際は医療機関へ事前に連絡して不織布マスクを着用する▽感染した場合は発症後5日間経過して症状軽快から24時間後までは外出を控える▽発症後10日間はマスクを着用して重症化リスクが高い人との接触を控えるよう理解を求めています。
◇気を付けてほしい脱水症状−呼吸困難などもすぐに受診を
その上で、佐藤医師は次のような症状がある場合にはためらうことなく救急車を呼ぶか、すぐに病院を受診するようアドバイスしています。
一つ目は、息苦しくて動けないほど顕著な呼吸困難です。目安は呼吸数が1分間に28回以上になった場合で、呼吸器に何かしらの病変が生じている可能性があるといいます。ただし、過換気症候群の既往症は除きます。
意識障害やけいれんも中枢神経の異常が疑われるため、早急な処置が求められます。この場合も、以前受診して熱性けいれんと診断されている場合は慌てなくてもいいそうです。
血圧は上の値が90(ミリ水銀柱)以下まで下がったり、通常値より30以上低下した場合、ひどいふらつきや気分が悪くなるほど血圧が低下した場合も要注意です。
特に気を付けてほしいのが脱水症状だといいます。24時間以上摂食・飲水ができず、嘔吐(おうと)、下痢などが続く場合は、それだけで重症化の要因となるため、すぐに病院に連絡して受診し、点滴などを受ける必要があるのだそうです。
◇迷ったら電話相談を
延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。