本紙掲載日:2023-07-15
(7面)

もなか作りなど楽しむ

一緒にもなか作りを楽しむ参加者

中高生と外国人が交流−日向LC、初企画

 日向市内の中高生に、地域に暮らす外国人と楽しく交流してもらおうと、同市の日向ライオンズクラブ(=LC、黒木嘉郎会長、45人)は1日、同市の喜重会館で「国際交流会・イン・ヒュウガ」を開いた。コロナ禍で減ってしまった交流の機会を、少しでも取り戻せたらと初めて企画した。

 中高生32人が参加。外国語指導助手(ALT)、技能実習生などとして来日している地域の外国人23人(9カ国)と、うちわ作りやもなか作りを通し、にぎやかに交流した。

 もなか作りでは、秋田屋菓子舗(同市南町)の協力で、ひょっとこ型のもなかの皮にあんこをはさんで完成させた。

 日向LCの青少年育成プログラムで、富島高校生活文化科の生徒でつくる日向レオクラブも企画の段階から携わった。

 オンラインゲームを通じてさまざまな国の人と知り合い、英語に興味を持ったというリーダーの安藤初流乃(はるの)さん(3年生)は「これまでコロナ禍でほとんど活動できなかったので、こういう機会に恵まれて、うれしくて仕方ない」と笑顔だった。

 担当した日向LCの古賀浩一郎さん(66)は、和やかに談笑する参加者の様子に「国際交流とは、英語を話せるようになることから始まるのではなく、まずは地域に暮らす外国人の皆さんの存在を身近に感じることが大切ではないだろうか」と話した。

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