本紙掲載日:2023-07-17
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庭球場一部をインドアに

要望書を提出する日本テニス協会の土橋専務理事(写真右)=12日、県庁

日本テニス協会が県に要望−県総合運動公園庭球場

 2027年開催の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・障スポ)に向け、県がハードコートへの改修を決定している県総合運動公園庭球場(24面)について、日本テニス協会は12日、改修に合わせて一部をインドアコートに整備するよう要望した。

 要望書では、インドアコートの必要性として、大会やイベントで荒天の場合でも最小限の影響で実施でき、選手や関係者の負担が大幅に軽減できることや、暑熱対策としても有効で選手・一般愛好家の安全確保にもつながると指摘。

 さらに、ジュニアの合宿の場合などでは、学業などの関係から週末など限られた日程で実施されることが多いため、インドアコートの有無は会場選定の上でも重要な要素となっていることも強調している。

 さらに、インドアコートの設置で開催が可能になる大会として、国別対抗戦やATPチャレンジャー大会、ITF女子ワールドテニス大会、同ジュニア大会、ナショナルチーム合宿(JOC認定競技別強化センターとしての認定)などを掲げた。

 同協会の土橋登志久専務理事と関係者が同日、県庁を訪れ、日隈俊郎副知事に要望書を提出した。副知事は国スポ・障スポやプレ大会の開催時期など踏まえ、「時間もあまりないので早急に検討を進めたい」など応じた。

 報道陣の取材に土橋専務理事は「インドアコートがあれば大きな大会を開催する可能性も増える。協会としても多くの招致に努めたい。6面一連で4連ある配置なので、インドアコートは1連の6面がベストと考えている」などと述べた。

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