本紙掲載日:2023-07-18
(3面)

怖いシートベルト未着用

シートベルトコンビンサーで時速5キロの衝撃を体験
交通安全クイズを楽しむ子どもたち

交通安全啓発イベント、」家族連れなど体験

◆JAF宮崎が北川はゆまで

 日本自動車連盟(JAF)宮崎支部は16日、延岡市の、道の駅北川はゆまで、交通安全啓発イベント「JAFデーin道の駅北川はゆま」を開いた。会場には交通安全に関連した体験コーナーが設置され、道の駅を訪れた人がシートベルト着用の重要性などを楽しく学んだ。

 このうち、本物の運転免許証そっくりの「子ども安全免許証」を発行するコーナーでは、親子連れなどが画面にタッチして交通安全クイズに挑戦。全問正解すると、ゴールドカードがもらえる企画。正解した子どもたちは自分の顔写真が入った免許証をうれしそうに受け取っていた。

 特設された4人乗りの「シートベルトコンビンサー」は車が時速約5キロでぶつかった際の衝撃を再現する装置。乗客がシートベルトをしっかり装着すると、台車は勢いよく前進しすぐに停車。すると体が大きく傾くほどの衝撃があり、体験した子どもも大人も、目を丸くしていた。

 家族で乗車した延岡市鶴ケ丘の男性(32)は「5キロで、あの衝撃なのかと…。時速30〜60キロだったら思うと背筋が凍りますね。安全運転に気を付けようと思いました」と話していた。

 JAF宮崎支部によると、県内の一般道での後部シートベルト着用率(昨年調査)はわずか37・6%。同支部推進課事業係の田代芳久事業係長は、時間と心に余裕を持った運転を呼び掛けると共に「こうしたイベントを通して、車に乗ったら、必ずシートベルトを着用するという意識を高めていければ」と話している。

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