本紙掲載日:2023-07-19
(2面)

港小で食育出張授業

おやつ「食べる時間を考えて」

◆大手菓子メーカー・延岡

 大手菓子メーカー・カルビーによる食育出張授業「カルビー・スナックスクール」が14日、延岡市立港小学校(猪上貴史校長、13人)であり、ゲームやクイズなどを通して一日のおやつの目安量や食べる時間などについて学んだ。

◆カルビー・スナックスクール

 スナックスクールは、子どもに身近な「おやつ」をテーマにした食育プログラム。楽しい食べ方を学び、食習慣について自分自身で気付き、考え、行動するきっかけづくりとして全国の小学校などを対象に2003年度から実施している。総合的な学習の時間や家庭科、授業参観などで活用されており、同校も授業参観に併せて実施した。

 講師を務めたのは、カルビーカスタマーマーケティングカンパニー西日本営業本部の榎本誠さん(52)=鹿児島県=。同社の「サッポロポテトつぶつぶベジタブル」を活用し、「原材料を考えよう」のテーマで授業を展開した。

 最初に、棒状の生地を油で揚げると菓子になることを紹介。原材料を考えるゲームでは、1人1本だけ食べていいというルールを踏まえ、子どもたちは大切に味わったり、匂いを嗅いだりして話し合いながら、トマトや塩、小麦粉など菓子に含まれていると思う原材料のイラストに丸印を付けていった。

 その後、含有量の多い順に答えが発表され、パッケージの裏にある「原材料名」も同じ順番で書かれていることを確認した。このほか、製品に使われる野菜がどのようにできているかを当てるクイズもあった。

 榎本さんは、「おやつは『食べる時間』も考えないといけない」と強調。その上で、「ご飯を食べる『2時間前』には食べるのをやめるようにして」「時間を空けられないときは量を減らしてみて」と呼び掛けた。

 授業は最後まで大盛り上がりで、子どもたちにはお菓子の小袋が1人1袋ずつ贈られた。

 5年生の吉村颯真さんは「お菓子は食べる時間が大切だと分かった。ちゃんと、ご飯の2時間前には食べるのをやめるようにしたい」、4年生の河野夕凪(ゆうな)さんは「お菓子に野菜がいっぱい入っていると知って、野菜ももっと食べたくなった。ピーマンが入っていることにびっくりした」と笑顔で話した。

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