２１日から夏休み－門川町などで終業式

五十鈴小、熱中症対策に大型扇風機

　２１日から始まる夏休みを前に門川町、美郷町など県北の一部の小中学校できょう、１学期の終業式が行われた。

　このうち門川町の五十鈴小学校（藤川貴司校長、２４４人）では、熱中症対策のため大型扇風機を回しながら、同校体育館で実施された。

　藤川校長は「夏休みにしかできないことを楽しんでほしい」「たった一つの自分の命をしっかり守ってほしい」とし「登校日と２学期始業式、またみんなの元気な顔を見せてほしい」と呼び掛けた。

　続いて児童を代表し、２年生の佐藤璃人（りひと）さんと５年生の坂本昇起（しょうき）さんが作文を発表した。

　佐藤さんは１学期に頑張ったこととして、あいさつと国語の学習を挙げ「２学期は忘れ物をしないようにして、かっこいい２年生として１年生のお手本になれるように頑張りたい」。

　坂本さんは１学期、自分の言葉遣いを見直すため、まずはクラスメートの名前の呼び捨てをやめようと努力したことに触れ「『くん』『さん』を付けて呼ぶだけで、その後に続く言葉が優しくなることに気付き、少し成長できたと感じた」と、それぞれ堂々と読み上げた。

　最後に、全員で「瀬の音（と）清（さや）けき五十鈴川」と校歌を歌った。

　なお、町内の小中学校ではこれまで年３回、各学期末に通知表を配布していたが、今年度から年２回に変更されたため、きょうは配布されなかった。１回目の配布は１０月６日に予定されている。

　また、きょう終業式を行った小中学校の中には、熱中症対策のため体育館ではなく、校長室と各教室をオンラインでつないで実施した学校もあった。

◆２１日は日向市など、延岡市は３１日

　日向市、諸塚村、椎葉村、高千穂町では２１日、延岡市では３１日に１学期の終業式が行われる予定。