本紙掲載日:2023-07-21
(7面)

「祭り全体が見どころ」

第46回まつりのべおか実行委員長・松川茂夫さん(43)インタビュー

◆「100%成功させる」

−−4年ぶりの通常開催になります。

コロナ禍で通常通りに開催できなかったブランクを大きく感じます。例えば、交通規制のかけ方や申請の仕方などを忘れてしまっていました。過去のデータを見て確認し、今まで手探りで準備してきました。
毎年開催できていれば、このような事態になることはなかったと思います。3年間できなかったことが、ここまで大きいのかとつくづく感じます。これは、まつりのべおかだけが感じていることではないと思います。

−−ポスターには「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と書かれています。

雲を突き抜けた上には青空が広がっているという意味で、たまたま携帯で見つけた四字熟語です。コロナ禍で曇り空になっていた世の中が、新型コロナの収束で青空が広がるようにという思いが込められています。

−−例年実施のイベントに加えて、新しいことも行います。詳しく教えてください。

熊本県を拠点に活動しているサンバダンサーのMasashiとゴーフィーニャスをゲストに迎えます。5月に大分県日田市で行われた祭りに出演しており、まつりのべおか実行委員会の総踊り部会が実際に見に行きました。子どもから大人まで盛り上がっていたそうです。私は動画を見ましたが、結構にぎわっていました。まつりのべおかも同じくらいの盛り上がりが期待できます。
今年は通常開催するとは言ったものの、例年以上ににぎやかなことをしたいと思ってサンバを企画しました。この3年間、祭りを経験できずに大学生になって延岡から出て行った子どもや中学生の時に友達と行くことができなかった子どもが多いと思います。そのような子どもたちの空白の3年間を取り戻すために、今年の祭りでにぎやかな様子を見せたい、印象づけたいという気持ちがあります。例年以上の盛り上がりを期待しています。
コロナ禍の3年間、今まで当たり前にできていたことができなくなりました。このできなかったことが、やっとできるようになりました。今年は祭り全体が見どころになっています。

−−意気込みを教えてください。

第44回の祭りでは甲斐公三さんがコロナ禍前に実行委員長を引き継ぎました。しかし、いざやるぞという時にコロナでできなくなり、次の年の年末に花火の打ち上げのみを行いました。第45回の実行委員長を務めた榎本雄介さんは例年通りの祭りを開催しようとしていましたがコロナで思うようにできず、延期と縮小をした上での1日開催となりました。今年はこの2人の思いをくまなければいけないと思っています。
今年のまつりのべおかを100%成功させます。例年、祭りの時に家で過ごす子どもたちが会場に足を運びたくなるような魅力あふれる祭りにしたいです。延岡の中で一番大きい祭りがまつりのべおかだと思います。それを直接、肌で感じていただきたいです。

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