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県内・5類移行初の定点20人超
県の感染症週報第28週(10〜16日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり20・79人で、前週から29・9%増加しました。定点報告数が20人を超えたのは、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行してから初めてで、県が設けている4段階の注意喚起区分で上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)に該当します。19日時点で重症者はいませんが、入院患者は173人で前週から一気に76人増加しました。 ◇延岡・西臼杵「赤圏域」に−日南・串間、宮崎・西諸県も 県内7医療圏域ごとの新規感染者数は延岡・西臼杵圏域が定点当たり28・44人と前週から8・0%増加し、2週連続で「赤圏域」になりました。 日向・東臼杵圏域は同19・50人で前週の同10・83人からさらに80・0%増加し、「オレンジ圏域」(同10人以上)を継続していますが「赤圏域」が目前の状況です。 ほかに、日南・串間(同27・6人)と宮崎・東諸県(同20・11人)が初めて「赤圏域」入りし、残る西都・児湯(同18・33人)、都城・北諸県圏域(同16・30人)、小林・えびの・西諸県(同15・00人)も「オレンジ圏域」となっています。 都道府県別では沖縄県の同31・83人、佐賀県の同23・05人に次いで宮崎県が3番目に多く、県の注意喚起区分に当てはめた場合にこれら九州3県が「赤圏域」という状況です。 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、10〜14歳が20%▽5〜9歳が18%▽5歳未満と40代が10%▽15〜19歳が9%▽30代8%▽50代と60代が7%▽20代と70代が4%▽80代以上が3%でした。 ◇延岡市の新規感染者609人、93人増加−10〜16日 延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(10〜16日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は609人で、前週から93人(18・0%)増加しました。 日別では、10日146人▽11日78人▽12日77人▽13日96人▽14日96人▽15日69人▽16日47人となっています。増加幅はなおも拡大傾向で、今後は一気に加速する恐れがあります。 ◇昨夏の第7波と酷似も増え方はそれ以上 県内から報告される新規感染者数は「5類」移行前の〃全数把握〃から〃定点把握〃に変わっていますが、現在の増え方は昨年この時期の「第7波」と酷似しています。 第7波では「海の日」から1週間ほど後に増加が加速し、8月にかけて一気にピークに達すると、お盆休み明けでさらに大きなピークが来て、夏休み期間中は高止まりが続きました。 今年もまさに同じような経過をたどっているのですが、注意すべきは感染者数の増加スピードが昨年を上回っている点です。感染症が専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、感染者数は昨年より2割程度多い可能性があるのだそうです。 県内では第7波での感染者数が14万人、死亡者は223人に上りました。また、1日当たりの新規感染者数は最大4113人でした。 定点把握で県が設定した感染者数の計算法(人口10万人当たり=定点報告数の30倍)に当てはめれば、現在の新規感染者数は1日平均920人を超えています。このうち延岡・西臼杵圏域は同130人程度と推計されます。 ◇家庭内で医療従事者も感染 「5類」移行に伴い、新型コロナ患者は外来、入院とも以前より幅広い医療機関で受け入れられるようになりましたが、感染者が急増すれば逼迫(ひっぱく)することに変わりはなく、深刻な医師不足をはじめ医療資源に乏しい県北はなおさらです。 国内でも人口に占める感染者の割合が特に高い沖縄県では、死亡者数や重症者数こそそれほど増えてはいないものの、酸素投与を必要とする中等症兇隆擬圓倭加していて、肺炎など呼吸器症状が目立つのだといいます。 佐藤医師によると、県北でも職場などでのクラスター(感染者集団)が増えているほか、子どもの間で感染が広まることで家族への二次感染も相次いでいるといいます。このため、看護師ら医療従事者が感染するケースも増えるなど、医療現場への影響が出始めているそうです。 ◇在宅高齢者「ぜひワクチンを」 感染者の急増に備えて医療機関では酸素吸入器の確保も急がれています。「5類」移行前までは保健所から貸し出されていましたが、現在は民間で調達する必要があるほか、すべての感染者を把握できず、受診した患者の容体が急変する場合なども考慮すると、十分備えておく必要があるからです。 市医師会によると、特に心配されるのが寝たきりなど在宅で病気療養中の高齢者だといいます。ワクチンを接種していない高齢者が感染すると重症化することが多く、こうした在宅からの救急搬送は実際に増えてきているのだそうです。 現在猛威を振るっているオミクロン株亜種のXBB系統ウイルスが先に流行した米国の国立衛生研究所は、軽症−中等症気納N徒瑤了藩僂鰺ダ茲気擦襪戮リスク集団で、「75歳以上のワクチン未接種者」「65歳以上の重症化リスク因子(基礎疾患など)を有するワクチン未接種者」を最優先とする基準を示しました。 つまり、ワクチンを接種していない高齢者は感染した場合に重症化するものとみなす判定です。自宅療養の高齢者は本人や家族が副反応を恐れて接種しない場合もあるということですが、佐藤医師は「ノババックス製ワクチンは副反応がほとんどありませんし、オミクロン株対応ワクチンも事前投薬で副反応を抑えることができますので、ぜひ接種をご検討ください」と呼び掛けています。 ◇「受診困難」への備えを ヘルパンギーナや手足口病といった感染症が県北を中心になおも流行していて、小児科の医療機関は混雑が続いていますが、子どもたちの世代では新型コロナも急増していることから、医師らは危機感を強めています。 一方、〃季節外れ〃の季節性インフルエンザは県央、県南でなおも感染が拡大していますが、佐藤医師は「今後は流行地域が県北部へと移ってくる可能性がある」と指摘します。冬場に延岡などで猛威を振るったA香港型の流行がまだ続いているのですが、免疫を持たない人が多いため、なかなか収束しないのだそうです。 今後は重症化しやすいとされる、新型コロナとインフルエンザへの同時感染(スーパーインフェクション)が起こり始める可能性もあり、医療機関が受診困難になる事態も考えられます。 このため延岡市や医師会は、感染した場合に備えて家族全員分の抗原検査キット(政府承認)、薬剤(解熱剤、喉の痛み止め、せき止め、整腸剤、目薬など)、1週間程度の食料(特にゼリー状の飲食料)を備蓄し、家庭内での隔離や食事、入浴など自宅療養について家族同士で話し合っておくことも求めています。 ◇迷ったら電話相談 延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。
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県内・5類移行初の定点20人超
県の感染症週報第28週(10〜16日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり20・79人で、前週から29・9%増加しました。定点報告数が20人を超えたのは、新型コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行してから初めてで、県が設けている4段階の注意喚起区分で上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)に該当します。19日時点で重症者はいませんが、入院患者は173人で前週から一気に76人増加しました。
◇延岡・西臼杵「赤圏域」に−日南・串間、宮崎・西諸県も
県内7医療圏域ごとの新規感染者数は延岡・西臼杵圏域が定点当たり28・44人と前週から8・0%増加し、2週連続で「赤圏域」になりました。
日向・東臼杵圏域は同19・50人で前週の同10・83人からさらに80・0%増加し、「オレンジ圏域」(同10人以上)を継続していますが「赤圏域」が目前の状況です。
ほかに、日南・串間(同27・6人)と宮崎・東諸県(同20・11人)が初めて「赤圏域」入りし、残る西都・児湯(同18・33人)、都城・北諸県圏域(同16・30人)、小林・えびの・西諸県(同15・00人)も「オレンジ圏域」となっています。
都道府県別では沖縄県の同31・83人、佐賀県の同23・05人に次いで宮崎県が3番目に多く、県の注意喚起区分に当てはめた場合にこれら九州3県が「赤圏域」という状況です。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、10〜14歳が20%▽5〜9歳が18%▽5歳未満と40代が10%▽15〜19歳が9%▽30代8%▽50代と60代が7%▽20代と70代が4%▽80代以上が3%でした。
◇延岡市の新規感染者609人、93人増加−10〜16日
延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(10〜16日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は609人で、前週から93人(18・0%)増加しました。
日別では、10日146人▽11日78人▽12日77人▽13日96人▽14日96人▽15日69人▽16日47人となっています。増加幅はなおも拡大傾向で、今後は一気に加速する恐れがあります。
◇昨夏の第7波と酷似も増え方はそれ以上
県内から報告される新規感染者数は「5類」移行前の〃全数把握〃から〃定点把握〃に変わっていますが、現在の増え方は昨年この時期の「第7波」と酷似しています。
第7波では「海の日」から1週間ほど後に増加が加速し、8月にかけて一気にピークに達すると、お盆休み明けでさらに大きなピークが来て、夏休み期間中は高止まりが続きました。
今年もまさに同じような経過をたどっているのですが、注意すべきは感染者数の増加スピードが昨年を上回っている点です。感染症が専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、感染者数は昨年より2割程度多い可能性があるのだそうです。
県内では第7波での感染者数が14万人、死亡者は223人に上りました。また、1日当たりの新規感染者数は最大4113人でした。
定点把握で県が設定した感染者数の計算法(人口10万人当たり=定点報告数の30倍)に当てはめれば、現在の新規感染者数は1日平均920人を超えています。このうち延岡・西臼杵圏域は同130人程度と推計されます。
◇家庭内で医療従事者も感染
「5類」移行に伴い、新型コロナ患者は外来、入院とも以前より幅広い医療機関で受け入れられるようになりましたが、感染者が急増すれば逼迫(ひっぱく)することに変わりはなく、深刻な医師不足をはじめ医療資源に乏しい県北はなおさらです。
国内でも人口に占める感染者の割合が特に高い沖縄県では、死亡者数や重症者数こそそれほど増えてはいないものの、酸素投与を必要とする中等症兇隆擬圓倭加していて、肺炎など呼吸器症状が目立つのだといいます。
佐藤医師によると、県北でも職場などでのクラスター(感染者集団)が増えているほか、子どもの間で感染が広まることで家族への二次感染も相次いでいるといいます。このため、看護師ら医療従事者が感染するケースも増えるなど、医療現場への影響が出始めているそうです。
◇在宅高齢者「ぜひワクチンを」
感染者の急増に備えて医療機関では酸素吸入器の確保も急がれています。「5類」移行前までは保健所から貸し出されていましたが、現在は民間で調達する必要があるほか、すべての感染者を把握できず、受診した患者の容体が急変する場合なども考慮すると、十分備えておく必要があるからです。
市医師会によると、特に心配されるのが寝たきりなど在宅で病気療養中の高齢者だといいます。ワクチンを接種していない高齢者が感染すると重症化することが多く、こうした在宅からの救急搬送は実際に増えてきているのだそうです。
現在猛威を振るっているオミクロン株亜種のXBB系統ウイルスが先に流行した米国の国立衛生研究所は、軽症−中等症気納N徒瑤了藩僂鰺ダ茲気擦襪戮リスク集団で、「75歳以上のワクチン未接種者」「65歳以上の重症化リスク因子(基礎疾患など)を有するワクチン未接種者」を最優先とする基準を示しました。
つまり、ワクチンを接種していない高齢者は感染した場合に重症化するものとみなす判定です。自宅療養の高齢者は本人や家族が副反応を恐れて接種しない場合もあるということですが、佐藤医師は「ノババックス製ワクチンは副反応がほとんどありませんし、オミクロン株対応ワクチンも事前投薬で副反応を抑えることができますので、ぜひ接種をご検討ください」と呼び掛けています。
◇「受診困難」への備えを
ヘルパンギーナや手足口病といった感染症が県北を中心になおも流行していて、小児科の医療機関は混雑が続いていますが、子どもたちの世代では新型コロナも急増していることから、医師らは危機感を強めています。
一方、〃季節外れ〃の季節性インフルエンザは県央、県南でなおも感染が拡大していますが、佐藤医師は「今後は流行地域が県北部へと移ってくる可能性がある」と指摘します。冬場に延岡などで猛威を振るったA香港型の流行がまだ続いているのですが、免疫を持たない人が多いため、なかなか収束しないのだそうです。
今後は重症化しやすいとされる、新型コロナとインフルエンザへの同時感染(スーパーインフェクション)が起こり始める可能性もあり、医療機関が受診困難になる事態も考えられます。
このため延岡市や医師会は、感染した場合に備えて家族全員分の抗原検査キット(政府承認)、薬剤(解熱剤、喉の痛み止め、せき止め、整腸剤、目薬など)、1週間程度の食料(特にゼリー状の飲食料)を備蓄し、家庭内での隔離や食事、入浴など自宅療養について家族同士で話し合っておくことも求めています。
◇迷ったら電話相談
延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。