本紙掲載日:2023-07-22
(8面)

夏まつり、にぎやかに−大福良区

5年ぶり開催−延岡市伊形町

 延岡市伊形町大福良区(山田文男区長)の夏まつりは15日、大福良第1街区公園であった。新型コロナウイルスなどの影響で5年ぶりの開催。多くの子どもたちや家族連れが訪れ、ばんば踊りを楽しんだ。

 この日は会場中央に太鼓が設置され、ばちを持った子どもたちがスタンバイ。音頭が流れ始めると、太鼓の周りを囲うようにして来場者が集まり、「ばんば踊り」が始まった。「押して押して、くるりんぱ」など、踊り方を表す決まり文句を唱えながら、笑顔で楽しいひとときを過ごした。

 踊りの参加者には場内で使える「無料ゲーム券」が配られ、輪投げやヨーヨー釣りなどのゲームを楽しんだほか、飲食物を販売する屋台も並び、久しぶりに開催された地域のまつりを堪能した。

 太鼓をたたいたのは、伊形小学校で実施されてきたばんば太鼓講習会の参加者で、まつりのべおかで行われる「ばんば太鼓打ちコンクール」に出場する人もおり、そのための調整も兼ねていたという。小学生の時に同コンクールの入賞経験がある仲井優斗さん(聖心ウルスラ高2年)は「4、5年ぶりにたたいた。講習も今年から復活したので、こういう披露の場が増えるとうれしい」と笑顔を見せた。

 まつりを運営した女性部メンバーの緒方和子さん(73)は「区全体として(祭りを)するのは久しぶりだったので、たくさん来てくれてうれしい」と、予想以上の来場者に驚いていた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/