本紙掲載日:2023-07-24
(6面)

第105回全国高校野球選手権宮崎大会準決勝

よくつなぎ、よく戦った−延岡学園

 延岡学園は最大7点差を四死球と短長打で2点差まで縮めた。森松監督は「よくつないでくれた。よく戦ってくれた。信じてついてきてくれて、ありがたく思う」と選手たちに感謝した。

 五回までにここまで無失策の守備陣がほころんだ上、14安打を浴びて大量得点。しかし、グラウンド整備の間に指揮官から「気持ちを入れ直そう。1球でも多く粘ろう」と伝えられて以降、意地を見せた。

 六回、先頭の田上は「何でもいいから出塁する」。死球を受けて雄たけびを上げると、2死三塁から押川が左前適時打で反撃。続く柴田は2球で追い込まれ、「逆方向を意識した」。右翼線へと弾き返し、この回2点を奪い返した。

 七回は主砲山本がこの日2安打目となる二塁打と相手の隙を突く好走で1死三塁とし、室が中前適時打。八回は柴田と濱岡の1、2番コンビが作った好機を、影山が「絶対点を取る」ときっちり生かした。

 最終回までの粘りは及ばず、10年ぶり8回目となる甲子園への道は途絶えた。

 主将の濱岡は「メンバーを外れた3年生を甲子園に連れて行けなくて、申し訳ない」とうつむき、涙を流した。そして、「この悔しさを忘れずに戦ってほしい」。先輩から受け継いだ思いを、後輩へと託した。

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