本紙掲載日:2023-07-25
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延岡まちゼミ、10回目がスタート

8月20日まで最多の31講座

◆「浴衣DEおでかけ」−着付けなど体験

 商店主やスタッフ、個人事業主が講師となって生活に役立つ専門知識やプロの技術を伝える少人数の講座「延岡まちゼミ」が15日から始まった。8月20日までの期間、市内の27企業・団体が31講座を提供する。

 主催は延岡市商店会連合会(友井康弘会長)、延岡まちゼミ実行委員会(吉田貴章委員長)。まちゼミは、店主の人柄や店内の雰囲気を知り、店に親しみを持ってもらおうと愛知県岡崎市で2003年に始まった。

 10回目の延岡まちゼミは第1回目と並ぶ過去最多の講座を開講。飲食、理美容、食料品卸売り、呉服、歯科、スポーツ、カラオケ、メダカ店などバラエティー豊かな業種が集った。受講無料で、参加者は参加店で使えるクーポンがもらえる。

 このうち同市昭和町のビューティハウスりつこは21日、「浴衣DEおでかけ」を開講。レンタル浴衣の着付け、ヘアアレンジ、ワンポイントメークアドバイスが、参加者は材料費500円のみで体験できた。

 小澤利穂主任によると、着物離れが進む中で「洋服感覚で着て、楽しんでほしい」と同店のレンタル浴衣のPRも兼ねて企画。浴衣姿で街に出て楽しんでもらおうと、平日の夕方や日曜の昼間など、開催時間にも工夫し、期間中に全5回の開講を計画している。

 小澤さんはまず、参加者に似合いそうな浴衣を複数選ぶと、鏡を見ながら色映りなどを確認し、浴衣と帯の組み合わせを決定。続いてヘアセットを始めると、10分足らずで浴衣に似合う髪型が出来上がった。その人に合ったメークも助言し、熟練の技で浴衣をさっと着付けると、あっという間に仕上がり、参加者を喜ばせていた。

 同講座は、8月5日午後5時▽6日午後1時▽10日午後5時▽18日午後5時―に予定。所要時間はいずれも1時間30分。申し込みは同店(箟箍34・6531)。

 ほかの講座についても期間中に1〜6回開講予定。連合会はパンフレットを作成し、参加店舗や市役所で配布している。申し込みは各店舗へ。

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