本紙掲載日:2023-07-25
(1面)

どうする災害時のごみ処理

26日まで延岡市役所で開かれている九州保健福祉大の企画展示

九保大学芸員養成課程が企画展示−26日まで延岡市役所=

 九州保健福祉大学(延岡市吉野町)薬学部動物生命薬科学科の学芸員養成課程で資格取得を目指す4年生7人による企画展示「災害とSDGsこのゴミどうする?―災害時のゴミ処理―」が26日まで、延岡市役所1階の市民スペースで開かれている。入場無料。多くの来場を呼び掛けている。

 企画展は、学内実習の一環として毎年実施。昨年に続き、災害とSDGs(持続可能な開発目標)がテーマの今回は、昨年9月に発生した台風14号による被害状況や、日本各地で災害が発生している現状から、災害ごみに焦点を当てた。

 浸水で水を含んだ畳は、成人男性3人で運ぶのも苦労するほど重いこと、被災者が分別をせずに災害ごみを積み重ねる「勝手仮置き場」ができたことなど、昨年の写真とともに紹介。

 定められていない場所にごみを出すことで、その土地が本来の役割を果たせず、ごみであふれた地域になってしまう▽ごみの放置によって感染症などの心配がある―など、SDGsの観点からの学生の考えも紹介し、分別や日ごろの浸水対策を、図表を用いて説明している。

 又野稔里さん(26)は「ごみの分別の仕方を知ってもらうことで、日ごろからいらない物はごみとして出しておくなど、備えてもらえれば」と呼び掛け。あすも午後5時まで。問い合わせは山内研究室(箟箍23・5632)。

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