本紙掲載日:2023-07-27
(3面)

川の危険箇所を合同点検

水際で危険箇所がないかを点検する延岡河川国道事務所や延岡市の職員ら

五ケ瀬川と大瀬川−延岡河川国道事務所など

 夏休みを前に国土交通省延岡河川国道事務所と県東臼杵農林振興局、延岡市、市土地改良区、NPO法人五ケ瀬川流域ネットワークは19日、市中心部の五ケ瀬川と大瀬川で合同の「安全利用点検」を実施し、危険箇所がないかを目視で確認して回った。

 「より安全に安心して河川に接することができるように」と2012年から継続。新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年までの3年間は延岡河川国道事務所のみで実施した。

 この日は各機関の担当職員ら17人が参加。点検区間はいずれも遊泳禁止となっていて、10年8月に水難死亡事故が発生した五ケ瀬川右岸の岩熊井堰(いぜき)では昨年の台風に伴う洪水で侵入防止柵が倒壊したが、今回の点検では市土地改良区が設置し直しているのが確認された。

 ほかに、野田町の同右岸遊歩道や松山町の同左岸河川敷公園、本小路の同左岸河川敷、大貫町の大瀬川右岸かわまち交流広場と市民緑地公園の一帯を徒歩で巡回。階段護岸など水辺で転落・滑落危険箇所、立ち入り禁止区域で侵入防止柵、公園遊具などの破損、看板など危険明示があるかなどを点検したが、特に問題は確認されなかった。

 延岡河川国道事務所は通常業務でも車や徒歩で巡回しながら、危険箇所はその都度改修しているが、レジャーやイベントなど水辺で過ごす市民に対しては「安全な利用を心掛けてほしい」と呼び掛けている。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/