本紙掲載日:2023-07-28
(2面)

「友達たくさんつくりたい」

姉妹都市の福井県坂井市に出発する「坂井・延岡ジュニア交流隊」の参加児童と読谷山市長(延岡市役所)

坂井・延岡ジュニア交流隊−姉妹都市・坂井市へ

 姉妹都市の福井県坂井市に交流活動で滞在する延岡市内の小学生13人が26日、市役所に読谷山洋司市長を訪ね、出発前の意気込みを語った。参加する5年生6人と6年生7人は「坂井・延岡ジュニア交流隊」として、8月1日から3日まで現地の児童と交流しながら、両市の歴史的なつながりなどを学ぶ。

 坂井市とは、延岡藩主だった有馬清純公が丸岡城主となって以来、明治維新まで8代にわたり治めたことが縁で、丸岡城築城400年に当たる1979(昭和54)年に姉妹都市を提携。88年から約20年間にわたりホームステイによる交流を続けた後、2010年からは隔年ごとに延岡、坂井市の小学5、6年生が相互に訪問して交流している。

 参加した子どもたちは、坂井市の小学生21人と宿泊交流で友好を深め、風土や生活環境の違いなどを体験。国の重要文化財で日本最古の天守閣がある丸岡城、断崖絶壁で知られる東尋坊などの名所・旧跡も見学することになっている。

 出発に向けて、隊長を務める南方小学校5年の増田煌武(こうぶ)さんは、「言葉や生活環境の違いもあると思いますが、一人でも多くの人と話をしながら坂井市のことを知り、延岡の良いところをアピールしてきます」と決意表明。ほかの隊員らもそれぞれ、「友だちをたくさんつくりたいです」「いろんなものを見てみたいです」「文化や伝統を学んで、友だちに伝えたいです」などと目標を語った。

 読谷山市長は坂井市についてのクイズを出し、「東京から新幹線が通るんですよ」「200年くらい前の先祖が延岡に住んでた人に会えるかもしれません」「3世代同居の家族が多く、学力は全国一なんです」など紹介。「何か一つでも学んで大事な3日間にしてください。延岡のPRにも期待します」と送り出した。

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