本紙掲載日:2023-07-28
(8面)

大声で「えい」「とう」

兒玉さん(左)から指導を受ける児童

放課後子供教室−なぎなたを体験

 延岡市立熊野江小学校(内田由美子校長、4人)で12日、放課後子供教室と伝統文化親子教室との連携による「なぎなた武道」教室が開かれ、浦城小学校(多良久校長、3人)と合同で体験した。

 放課後子供教室は、児童が放課後に地域の協力を得て勉強や文化活動、地域交流などを行い、安心安全に過ごす地域の居場所。2014年度から文化庁の伝統文化親子教室の採択事業として日本の伝統文化を児童に体験させる教室を開いている。

 この日の講師は、なぎなたを学び伝えよう会(太田龍会長)の兒玉洋子さん(72)。児童ははだしになって準備運動をした後、兒玉さんの指導の下、中段の構えから面打ちやすね打ちを練習。「えい」「とう」と大声を出してなぎなたを繰り返し振り下ろし、練習に汗を流した。

 また、直心影(じきしんかげ)流薙刀(なぎなた)術の技「水車」にも挑戦。なぎなたを水車のように縦に一回転させて前に構える技で、児童はなぎなたの回し方や足の出し方に苦戦していたが、指導してもらうと徐々に上達していった。

 熊野江小6年の萱野達成さん(11)は「指の皮がむけたけど、先生と楽しくできてよかった。これからキレを磨いていきたい」と話していた。

 同校では9月8日まで計5回のなぎなた武道の教室を開く予定。市内では今年度、同校のほかに港小、名水小、上南方小、北方学園でも伝統文化親子教室と連携して、茶道や日本舞踊などの伝統文化の教室を開いている。

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