本紙掲載日:2023-07-29
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特産のブドウ・藤稔が収穫期

ビニールハウスで藤稔を収穫する河野さん(延岡市北浦町古江)

河野さんのハウス−延岡市北浦町

 延岡市北浦町古江の果樹農家河野博史さん(54)のビニールハウスで、特産のブドウ・藤稔(ふじみのり)が収穫期を迎えた。例年7月末からお盆前後までがシーズンで、市内では31日から旭町のイオン延岡店の売り場に並ぶ。また、市内外には河野さんのブドウの固定ファンも多く、直接注文する人もいるという。

 河野さん宅のブドウ栽培は、1967年に博文さんの父純生さん(88)が始めた。約30年にわたって巨峰を栽培していたが、25年ほど前に巨峰よりも粒が大きく糖度の高い藤稔に切り替えた。今では樹齢20年以上の果樹がハウスの四方に枝を伸ばし、毎年たわわな実を付ける。

 今年も雨が降るたびに天窓を閉めて葉をぬらさないよう気を配り、病害虫の予防など手入れを心掛けてきた。今年は雨が少なく、暑くなるのが早かったため、実が熟すのも少し早まったという。

 広さ約20アールのハウスの中では、大切に育てられたブドウの房が紙袋の中で出荷の時を待っており、今季は約2・5トンの収量を見込んでいる。


 「今年も例年並みに甘さ(糖度)も色付きも良く、できは良い。ただ、少し早めに熟したので、出荷の方も少し早めに終わるかもしれません」と博史さん。

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