本紙掲載日:2023-07-29
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県配分は約1917億円

延岡市・約127億円、日向市・約58億円

◆23年度実質的地方交付税

 国からの2023年度の実質的な地方交付税額が決定し、県配分は1917億1112万円(前年度比1・5%減)だった。市町村配分は1276億8910万1千円(同2・0%減)で、延岡市は127億6315万2千円(同8・3%減)、日向市は58億5488万6千円(同10・5%減)。

 実質的な地方交付税は、普通交付税と地方交付税の不足分を穴埋めする臨時財政対策債(臨財債)の発行可能額の合計額。

 県配分の内訳は、普通交付税が1897億4805万5千円(同0・03%減)、臨財債の発行可能額が19億6306万5千円(同59・5%減)。市町村配分は、普通交付税が1243億9132万5千円(同0・2%増)、臨財債の発行可能額が32億9777万6千円(同46・3%減)。

 実質的な地方交付税額は、社会保障関係費などの増分より地方消費税や法人事業税など基準財政収入額の増分が大きかったことから、財源不足額が圧縮され減少。地方交付税の不足額を補填(ほてん)する臨財債は、税収見込み増により発行が抑制されたため、大幅減となった。

 市町村別では、26市町村のうち実質的な地方交付税額が増加した自治体は都城市や日南市、串間市、西都市、都農町、川南町、国富町、西米良村など13市町村、減少した自治体は宮崎市や小林市、えびの市、高鍋町、綾町、木城町、高原町など13市町村。

 延岡市と日向市以外の県北の市町村分は、門川町24億2373万6千円(同1・6%増)▽諸塚村13億9530万4千円(同4・8%減)▽椎葉村24億4585万3千円(同0・3%増)▽美郷町37億4069万円(同3・2%減)▽高千穂町34億8909万8千円(同0・9%減)▽日之影町24億5678万6千円(同0・2%減)▽五ケ瀬町21億5293万7千円(同7・1%増)。

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