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安賀多橋周辺−清掃や慰霊、平和法要など
◆水郷延岡発祥「橋の日」 橋への感謝を示す水郷延岡発祥の水辺イベント「第38回延岡『橋の日』」(野中玄雄代表)は4日、延岡市の安賀多橋周辺で行われる。SDGs(持続可能な開発目標)推進や地球環境保全活動も目的としており、河川敷清掃や慰霊・平和法要、合唱などを予定している。雨天決行、荒天時は中止。主催は同実行委員会(塩月隆久委員長)。 テーマは「『命の橋』から照らせ世界の平和を!」。国土交通省延岡河川国道事務所や県延岡土木事務所、延岡観光協会、延岡華道連盟、延岡市など官民各団体が参加。近年、世界を揺るがしている感染症や自然災害、戦争に向き合い、橋の日を通して命に対する思いを再確認する。 当日は午前5時50分から橋上や周辺堤防、河川敷を清掃。同6時30分からの式典では、橋供養や世界平和の祈り、延岡少年少女合唱団による合唱、宮崎競翔連合会による放鳩(ほうきゅう)などが行われる。 塩月実行委員長や野中代表は「(橋の日は)水郷延岡を実感し、橋と川、自然に感謝する行事。わが町の大自然が日常生活にどれだけ大切なものかを考えるきっかけにしてもらえれば」と市民に呼び掛けている。 ◇生活を支える橋への感謝−延岡市出身・提唱者の湯浅さん 「橋の日」のきっかけは、安賀多橋を眺めていた70年ほど前のある日、ふと胸に浮かんだ思いだったという―。提唱者の湯浅利彦さん(81)=延岡市出身、宮崎市在住=は「鉄筋コンクリートの頑丈な橋を見ていたら、延岡の生活を支え続けてくれていることに無性にお礼を言いたくなった」と当時を振り返る。 自身が3歳の時に体験した延岡大空襲の焼夷(しょうい)弾や、戦後の水害から命を守り育み続けた橋への思いは大人になっても変わらず、今山大師住職の野中玄雄さんら賛同者とともに1986年、感謝をささげる場「橋の日」をスタートさせた。 「もちろん初めから安賀多橋でと話を進め、当時の早生隆彦延岡市長も『全国どこもやっていないなら延岡で最初にやろう』と。官民一体で始まった活動だった」と語る。94年には日本記念日協会の認定を受け、2015年には全国47都道府県での実施を達成。日本橋(東京)、戎橋(大阪)、明石海峡大橋(兵庫)など各地の名橋も参加する一大イベントに成長している。 ◇節目へ、頑張りすぎず 「啓発のため制作した『橋の日の歌』(本人が作詞)も、動画サイトで地道に再生回数が伸びていてうれしい限り」とにっこり。活動の着実な歩みを励みに「できることなら50周年と言いたいが、こればかりは何とも。頑張り過ぎず、肩肘張らずが継続の秘訣(ひけつ)なので、まずは延岡の第40回開催を目指したい」と近づく節目を見据えている。 ◇平岩橋(宮崎市)などが新たに参加 38回目を迎える延岡では今年、改めて「命の橋」をテーマに据え、橋を通して環境保全活動とともに命の尊さを見詰め直す。 湯浅さんによると、今年は新たに宮崎市の「平岩橋」、兵庫県香美町の「余部橋梁(きょうりょう)」、千葉県印西市の「市井橋」などが参加し、各所で写真展示や安全確認パトロール、景観整備などを実施する予定という。 また、6月に国の文化審議会が国宝に指定するよう答申した「通潤橋」が架かる熊本県山都町からは、山都町立図書館が活動の輪へ。湯浅さんと10年来の知り合いという同館の本田潤一館長は「8月4日に合わせて館内に『はしの日コーナー』を設けて、所蔵している石橋に関する書籍を中心とした特別展示を行います」としている。
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安賀多橋周辺−清掃や慰霊、平和法要など
◆水郷延岡発祥「橋の日」
橋への感謝を示す水郷延岡発祥の水辺イベント「第38回延岡『橋の日』」(野中玄雄代表)は4日、延岡市の安賀多橋周辺で行われる。SDGs(持続可能な開発目標)推進や地球環境保全活動も目的としており、河川敷清掃や慰霊・平和法要、合唱などを予定している。雨天決行、荒天時は中止。主催は同実行委員会(塩月隆久委員長)。
テーマは「『命の橋』から照らせ世界の平和を!」。国土交通省延岡河川国道事務所や県延岡土木事務所、延岡観光協会、延岡華道連盟、延岡市など官民各団体が参加。近年、世界を揺るがしている感染症や自然災害、戦争に向き合い、橋の日を通して命に対する思いを再確認する。
当日は午前5時50分から橋上や周辺堤防、河川敷を清掃。同6時30分からの式典では、橋供養や世界平和の祈り、延岡少年少女合唱団による合唱、宮崎競翔連合会による放鳩(ほうきゅう)などが行われる。
塩月実行委員長や野中代表は「(橋の日は)水郷延岡を実感し、橋と川、自然に感謝する行事。わが町の大自然が日常生活にどれだけ大切なものかを考えるきっかけにしてもらえれば」と市民に呼び掛けている。
◇生活を支える橋への感謝−延岡市出身・提唱者の湯浅さん
「橋の日」のきっかけは、安賀多橋を眺めていた70年ほど前のある日、ふと胸に浮かんだ思いだったという―。提唱者の湯浅利彦さん(81)=延岡市出身、宮崎市在住=は「鉄筋コンクリートの頑丈な橋を見ていたら、延岡の生活を支え続けてくれていることに無性にお礼を言いたくなった」と当時を振り返る。
自身が3歳の時に体験した延岡大空襲の焼夷(しょうい)弾や、戦後の水害から命を守り育み続けた橋への思いは大人になっても変わらず、今山大師住職の野中玄雄さんら賛同者とともに1986年、感謝をささげる場「橋の日」をスタートさせた。
「もちろん初めから安賀多橋でと話を進め、当時の早生隆彦延岡市長も『全国どこもやっていないなら延岡で最初にやろう』と。官民一体で始まった活動だった」と語る。94年には日本記念日協会の認定を受け、2015年には全国47都道府県での実施を達成。日本橋(東京)、戎橋(大阪)、明石海峡大橋(兵庫)など各地の名橋も参加する一大イベントに成長している。
◇節目へ、頑張りすぎず
「啓発のため制作した『橋の日の歌』(本人が作詞)も、動画サイトで地道に再生回数が伸びていてうれしい限り」とにっこり。活動の着実な歩みを励みに「できることなら50周年と言いたいが、こればかりは何とも。頑張り過ぎず、肩肘張らずが継続の秘訣(ひけつ)なので、まずは延岡の第40回開催を目指したい」と近づく節目を見据えている。
◇平岩橋(宮崎市)などが新たに参加
38回目を迎える延岡では今年、改めて「命の橋」をテーマに据え、橋を通して環境保全活動とともに命の尊さを見詰め直す。
湯浅さんによると、今年は新たに宮崎市の「平岩橋」、兵庫県香美町の「余部橋梁(きょうりょう)」、千葉県印西市の「市井橋」などが参加し、各所で写真展示や安全確認パトロール、景観整備などを実施する予定という。
また、6月に国の文化審議会が国宝に指定するよう答申した「通潤橋」が架かる熊本県山都町からは、山都町立図書館が活動の輪へ。湯浅さんと10年来の知り合いという同館の本田潤一館長は「8月4日に合わせて館内に『はしの日コーナー』を設けて、所蔵している石橋に関する書籍を中心とした特別展示を行います」としている。