本紙掲載日:2023-08-02
(3面)

柔道授業、安全な指導を

参加者もペアになって動きを確認した(旭化成柔道場)

旭化成柔道部−中学校教諭に講習会

 延岡地区中学校体育連盟(大久保高広理事長)はこのほど、延岡市共栄町の旭化成柔道場で安全な指導ができるようにと、市内中学校の保健体育科教諭や柔道部顧問を対象にした実技講習会を行った。

 旭化成柔道部による社会貢献活動の一環で、教諭などを対象にした講習会は今回で2度目。講師に同部の海老泰博副監督(34)と眈綯匯縫魁璽繊複械院砲魴泙─■隠或佑龍詰,蕕実業団屈指の実績を持つ部員から、受け身や技の指導を受けた。

 最初は、柔道の授業で一番時間をかけるという受け身について、眈絅魁璽舛罰は敬監督が後方、横、前方回転の順で指導。「腕は体から約30度の位置に振り下ろし、全体で畳を強く打つこと」「横受け身は背中全体が畳に付かないこと」など注意点を細かく伝えた。

 危険技では、背負い投げ、内股、大外刈りの三つを紹介。受け身を取りずらい背負い投げは、技を掛ける側に相手の体重を支える足腰が必要で、高さやスピードも出やすく、頭部や肩から落ちる危険性があり、眈絅魁璽舛蓮峺た目はかっこいいかもしれないが、柔道経験がない子がやると相手を負傷させてしまう」と話し、海老副監督と実演して見せた。

 けがのリスクが低い大腰と支え釣り込み足は、参加者も一緒に動きを確認した。

 土々呂中の谷口里香教諭は、「実業団に所属する方の本格的な技を近くで見ることができてよかった。土々呂中は柔道部員が多く、授業を楽しみにしている子がいる。今回学んだことを生かして、けがなく楽しく柔道を学ばせてあげたい」と顔をほころばせた。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/