本紙掲載日:2023-08-02
(6面)

本番に向け稽古に汗流す

延岡日本舞踊協会の親子教室

 延岡日本舞踊協会(花柳慶次松会長)の日本舞踊親子教室が7月29日、延岡市本小路の市社会教育センター和室で開かれ、小学生が日本舞踊の稽古に汗を流した。今月26日までに計5回の稽古があり、11月3日のカルチャーゾーンフェスタで成果を披露する予定としている。

 同教室は文化庁の伝統文化親子教室事業の一環。子どもたちに日本の伝統文化を継承すると共に、稽古を通じて礼儀や作法などを学ぶことを目的に実施している。

 初日の7月29日は市内の小学生7人が参加。同協会の会員10人が講師を務め、児童一人一人に丁寧に指導した。

 子どもたちが踊るのは、覚えやすいように振り付けがアレンジされた「まりと殿様」。同協会が用意した色とりどりの着物を着て講師に礼儀正しくあいさつした後、稽古に励んだ。講師が一つ一つの動きを手取り足取り指導し、「まりつきをしている様子が分かるように踊って」などと分かりやすくアドバイス。子どもたちはすぐに振り付けを覚え、早速、音楽に合わせて講師から習ったことを意識しながらしなやかに踊った。

 小学2年生の立尾遥栞さん(7)は「ワイパーみたいに手を動かすところが楽しかった。本番ではきれいに踊りたい」と話していた。

◇参加児童募集中−11月に発表

 同協会は引き続き、小学1〜6年生を対象に参加者を募集している。参加費は無料で、ゆかたなどを持っていない人は事前に同協会に伝えると、無料で借りることができる。教室は今月5、12、19、26日に開く。午前10時までに来場すること。稽古は正午まで。場所は市社会教育センターだが、26日のみ同市伊達町の伊達公民館で行う。

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