本紙掲載日:2023-08-02
(3面)

犯罪のない安心安全な地域に

夏の地域安全運動に合わせて行われた街頭キャンペーン

街頭キャンペーン−防犯協会、警察

 夏の地域安全運動(1〜31日)に合わせて延岡地区防犯協会と延岡警察署は1日、延岡市旭町のイオン延岡店で街頭キャンペーンを行った。地元ボランティアの安賀多2区自転車盗防止モデル地区と池上冷熱安全まもり隊のメンバーも合わせて、約15人で店舗の出入り口付近に立ち、啓発チラシ、防犯グッズをセットにして配布。来店者に犯罪のない安心、安全の地域づくりを呼び掛けた。

 夏場は子どもや女性が被害者となる性犯罪をはじめ、留守宅を狙った空き巣、車上荒らしなどが多発する傾向にある。また、夏休み中の気の緩みから少年非行も増加しやすいため、県防犯協会連合会などは毎年8月に同運動を展開し、各種啓発活動を強化している。

 今回の運動の重点項目は−、特殊詐欺の被害防止▽乗り物や住宅の「鍵かけ」運動の推進▽子どもや女性に対する犯罪の被害防止▽夏休み期間中の少年の非行・被害防止―の4点。

 このうち、県内では近年、自転車の盗難被害が増加傾向。昨年は983件の被害があり、その7割以上が「無施錠」だった。

 これを受け、今回のキャンペーンでは初めて、自転車の車輪に絡めるワイヤロックも併せて配布。延岡地区防犯協会の工藤博事務局長は「自転車の鍵は〃二重ロック〃で。盗難被害は人が集まる大型商業施設でも発生しやすい。防犯に役立ててほしい」と話していた。

 また、全国的に水難事故の被害も多発しているとして「川や海には一人で行かない、行かせない。入水する時はなるべく、ライフジャケットを着用してほしい」などと呼び掛け。期間中は青パト活動にも力を入れ、「市内の遊泳禁止エリアの見守りも強化していく」と真剣なまなざしだった。

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