県域ＪＡ−県内の全１３ＪＡなどを統合

承認されれば来年４月設立へ

◆１０月の臨時総会で可否

　県内の全１３ＪＡとＪＡ宮崎中央会、ＪＡ宮崎信連、ＪＡ宮崎経済連などの連合会を統合する県域ＪＡについて、ＪＡグループ宮崎は２日、１０月２日の臨時総会で設立の可否を判断すると発表した。承認されれば、来年４月に設立する見込み。

　今月２日に各ＪＡでの理事会で、１０月２日に臨時総会を実施することを決定。臨時総会は正組合員の代表者が出席し、その他は書面で投票する。３分の２以上の賛成で可決される。承認された場合、連合会は１３ＪＡの合併後１年以内に統合する。

　県域ＪＡ設立推進協議会事務局によると、県域ＪＡの設立は、就農人口の減少やそれによる生産基盤の弱体化といった社会環境の変化に対応し、農業の振興と組合員の支援強化などが目的。設立されると、全国で６例目となる。

　２０１７年に県域ＪＡ構想が検討され始め、１８年のＪＡ県大会で着手する議案が承認された。２０年１月に草案が作成、２２年２月に同事務局が設置された。今年８月以降は正組合員４万９０５４人（１月３１日現在）対象の説明会を行うという。