JavaScriptが無効なためE瑤竜’修動笹牲ません。動笹正せぁ燭瓩砲亙avaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。
MENU
入院も増加、重症者は2人増の3人
県の感染症週報第30週(7月24〜30日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり27・21人で、前週から11・1%増加しました。今月2日時点で入院患者は281人で前週からさらに47人増加し、重症者は2人増の3人が報告されました。 ◆6圏域が「赤圏域」 「5類」移行後に県が設けている注意喚起の区分は前週と変わらず、県内7医療圏域のうち6圏域が上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)となっています。 定点当たりの感染者数は、最多の延岡・西臼杵が44・44人と前週からさらに25・7%増加して4週連続、日向・東臼杵も23・4%増の同26・33人で2週続けて赤圏域となりました。 ほかに、都城・北諸県(定点当たり30・30人)、西都・児湯(同23・50人)、日南・串間(同22・80人)、宮崎・東諸県(同21・39人)も前週に続けて赤圏域の状況。小林・えびの・西諸県(同19・25人)は前週に続きオレンジ圏域(基準値=同10人以上)でした。 都道府県別では佐賀県が同31・79人と2週連続で全国最多となり、宮崎県は長崎県(同30・29人)に次いで3番目に多くなりました。沖縄県(同17・59人)はやや落ち着いてきたものの福岡県(同21・64人)で感染が拡大し、引き続き九州が流行の中心となっています。 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、5〜9歳が17%▽10〜14歳が16%▽5歳未満12%▽40代10%▽30代と50代が8%▽15〜19歳が7%▽20代と60、70代が6%▽80代以上が4%でした。 ◇延岡市は201人増 延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(7月24〜30日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は968人で、前週から201人(26・2%)増加しました。 日別では、24日204人▽25日146人▽26日163人▽27日161人▽28日155人▽29日93人▽30日47人となっています。「5類」移行後で初めて1日当たり200人を超えて増加幅はさらに拡大傾向にあり、今後はなおも加速しそうです。 ◇県推計は1日当たり1166人 県が定点報告数を基にした推計で、県内の新規感染者数(7月24〜30日)は1日当たり1166人となり、「5類」移行後の最多を更新し続けています。比例するように入院患者数も増加が加速し、人工呼吸器などを必要とする重症患者も増えていて、医療関係者は警戒感を強めています。 県内で定点医療機関当たりの感染者数が最も多い延岡・西臼杵圏域では、これまで突出していた高千穗保健所管内の定点当たり報告数が37・50人で、前週の39・00人よりやや減った一方、延岡保健所管内は前週の34・29人から一気に46・43人まで急増し、入院患者も増えてきました。 救急受け入れの調整などに当たっている佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、延岡市内では感染者の急増に伴う救急要請の増加で、受け入れ先の医療機関が見つからず搬送困難となるケースも出始めているといいます。 また、感染者数が急増すると、約2週間後には重症者が増加する傾向があり、過去のデータからお盆明けにはより大きな感染拡大のピークが「間違いなく起きる」とも警告しています。 ◇沖縄の後を追っている状況 国内では今回の「第9波」が沖縄県から始まったわけですが、佐藤医師は宮崎県が「沖縄の後を追っている状況」だと指摘します。沖縄県はいったん感染が拡大し始めると加速的に増加する傾向があり、本県も類似しているのだといいます。 沖縄県では第20週(5月15〜21日)に新規感染者数が定点当たり10・80人となり、24週(6月12〜18日)に現在の本県に近い同28・74人まで増加し、救急搬送が急増。入院先が見つからず、発熱外来も患者があふれかえる「医療崩壊」が起きました。 延岡市などではヘルパンギーナや手足口病など、子どもを中心とした別の感染症も依然流行していて、解熱鎮痛剤や喉の痛み止め、風邪薬などが売り切れとなる薬局が出てきています。新型コロナの抗原検査キットもかなり品薄となっていますが、インターネット販売はまだ余裕があるようです。 来週にかけては台風の影響や週末からの連休、お盆期間で休診予定の診療所も多く、当番医や夜間急病センターの受診、救急要請が殺到して医療が機能不全となる恐れもあります。 沖縄県では65歳以上の高齢者と基礎疾患を有する感染者を対象に、点滴や酸素投与ができる「新型コロナ感染者ケアステーション」が運用されています。これは「5類」移行前まであった宿泊療養所のような施設で、帰省客や県外からの旅行者が増えるこの時期は「ぜひ、宮崎県にも必要ではないか」と、医師らが急ぎ検討しています。 ◇感染予防対策の徹底−県、延岡市など緊急の呼び掛け 県と延岡市は感染者の急増に伴い、今週、相次いで緊急の呼び掛けを発表しました。このうち県は、お盆休みを中心とした感染予防策として、その場に応じたマスク着用とせきエチケット、〃三密〃の回避、手洗いの習慣化を求めています。 また、延岡市はすでに救急搬送や入院患者が増加していて、このまま感染者が増え続ければほかの病気や事故による重症者の搬送や入院受け入れが困難になるとして、感染しても軽症の場合は検査キットを利用して自宅療養し、いわゆる〃コンビニ受診〃を控えるよう訴えています。 ◇迷ったら電話相談 延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。
印刷には対応しておりません。当サイトは、閲覧のみになります。
写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/ 写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/
入院も増加、重症者は2人増の3人
県の感染症週報第30週(7月24〜30日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は定点当たり27・21人で、前週から11・1%増加しました。今月2日時点で入院患者は281人で前週からさらに47人増加し、重症者は2人増の3人が報告されました。
◆6圏域が「赤圏域」
「5類」移行後に県が設けている注意喚起の区分は前週と変わらず、県内7医療圏域のうち6圏域が上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)となっています。
定点当たりの感染者数は、最多の延岡・西臼杵が44・44人と前週からさらに25・7%増加して4週連続、日向・東臼杵も23・4%増の同26・33人で2週続けて赤圏域となりました。
ほかに、都城・北諸県(定点当たり30・30人)、西都・児湯(同23・50人)、日南・串間(同22・80人)、宮崎・東諸県(同21・39人)も前週に続けて赤圏域の状況。小林・えびの・西諸県(同19・25人)は前週に続きオレンジ圏域(基準値=同10人以上)でした。
都道府県別では佐賀県が同31・79人と2週連続で全国最多となり、宮崎県は長崎県(同30・29人)に次いで3番目に多くなりました。沖縄県(同17・59人)はやや落ち着いてきたものの福岡県(同21・64人)で感染が拡大し、引き続き九州が流行の中心となっています。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は、多い順に、5〜9歳が17%▽10〜14歳が16%▽5歳未満12%▽40代10%▽30代と50代が8%▽15〜19歳が7%▽20代と60、70代が6%▽80代以上が4%でした。
◇延岡市は201人増
延岡市が独自に集計している新型コロナの週報によると、先週1週間(7月24〜30日)に協力医療機関から報告された新規感染者数は968人で、前週から201人(26・2%)増加しました。
日別では、24日204人▽25日146人▽26日163人▽27日161人▽28日155人▽29日93人▽30日47人となっています。「5類」移行後で初めて1日当たり200人を超えて増加幅はさらに拡大傾向にあり、今後はなおも加速しそうです。
◇県推計は1日当たり1166人
県が定点報告数を基にした推計で、県内の新規感染者数(7月24〜30日)は1日当たり1166人となり、「5類」移行後の最多を更新し続けています。比例するように入院患者数も増加が加速し、人工呼吸器などを必要とする重症患者も増えていて、医療関係者は警戒感を強めています。
県内で定点医療機関当たりの感染者数が最も多い延岡・西臼杵圏域では、これまで突出していた高千穗保健所管内の定点当たり報告数が37・50人で、前週の39・00人よりやや減った一方、延岡保健所管内は前週の34・29人から一気に46・43人まで急増し、入院患者も増えてきました。
救急受け入れの調整などに当たっている佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、延岡市内では感染者の急増に伴う救急要請の増加で、受け入れ先の医療機関が見つからず搬送困難となるケースも出始めているといいます。
また、感染者数が急増すると、約2週間後には重症者が増加する傾向があり、過去のデータからお盆明けにはより大きな感染拡大のピークが「間違いなく起きる」とも警告しています。
◇沖縄の後を追っている状況
国内では今回の「第9波」が沖縄県から始まったわけですが、佐藤医師は宮崎県が「沖縄の後を追っている状況」だと指摘します。沖縄県はいったん感染が拡大し始めると加速的に増加する傾向があり、本県も類似しているのだといいます。
沖縄県では第20週(5月15〜21日)に新規感染者数が定点当たり10・80人となり、24週(6月12〜18日)に現在の本県に近い同28・74人まで増加し、救急搬送が急増。入院先が見つからず、発熱外来も患者があふれかえる「医療崩壊」が起きました。
延岡市などではヘルパンギーナや手足口病など、子どもを中心とした別の感染症も依然流行していて、解熱鎮痛剤や喉の痛み止め、風邪薬などが売り切れとなる薬局が出てきています。新型コロナの抗原検査キットもかなり品薄となっていますが、インターネット販売はまだ余裕があるようです。
来週にかけては台風の影響や週末からの連休、お盆期間で休診予定の診療所も多く、当番医や夜間急病センターの受診、救急要請が殺到して医療が機能不全となる恐れもあります。
沖縄県では65歳以上の高齢者と基礎疾患を有する感染者を対象に、点滴や酸素投与ができる「新型コロナ感染者ケアステーション」が運用されています。これは「5類」移行前まであった宿泊療養所のような施設で、帰省客や県外からの旅行者が増えるこの時期は「ぜひ、宮崎県にも必要ではないか」と、医師らが急ぎ検討しています。
◇感染予防対策の徹底−県、延岡市など緊急の呼び掛け
県と延岡市は感染者の急増に伴い、今週、相次いで緊急の呼び掛けを発表しました。このうち県は、お盆休みを中心とした感染予防策として、その場に応じたマスク着用とせきエチケット、〃三密〃の回避、手洗いの習慣化を求めています。
また、延岡市はすでに救急搬送や入院患者が増加していて、このまま感染者が増え続ければほかの病気や事故による重症者の搬送や入院受け入れが困難になるとして、感染しても軽症の場合は検査キットを利用して自宅療養し、いわゆる〃コンビニ受診〃を控えるよう訴えています。
◇迷ったら電話相談
延岡市では医療機関の受診に関する相談や療養中に体調が急変して対処に迷う場合などは県新型コロナ感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)に連絡するよう呼び掛けています。その他新型コロナ関連の相談は市のなんでも総合相談センター(箟箍20・7105、毎日午前9時〜午後4時)でも受け付けています。