本紙掲載日:2023-08-08
(2面)

鮮やかなホオズキ求めて

日之影町の道の駅青雲橋で開かれた「第19回ほおずき直売市」(5日)

お盆前に直売市−日之影町

 日之影町で栽培されたホオズキをPR、販売する「第19回ほおずき直売市」が5日、同町の道の駅青雲橋であり、お盆を前にした買い物客らでにぎわった。新型コロナウイルス感染症の影響で2年ぶりの開催。主催は町花卉(かき)園芸組合(今村浩二三組合長)。

 ホオズキはナス科の多年草で、6、7月に開花。花期を終えると、六角状の萼(がく)が発達して果実を包み、オレンジ色の袋状になる。お盆用の花としても知られ、同町では現在7軒の生産農家が栽培。直売市は毎年、町産ホオズキのPRなどを目的に開いている。

 今年は、茎の長さや実の多さ、色づきなどで分類された特秀3L、同L、同カジュアルなど約500本を販売。陳列時から大勢が訪れ、当初予定していた開始時刻にはほぼ売り切れ状態になる盛況ぶりだった。

毎年購入するという甲斐幸代さん(71)=高千穂町三田井=は「色づきが良く、実も立派なので毎年買いに来ている。今年も素晴らしいホオズキが買えたので満足」とにっこり。

 今村組合長(52)は「栽培するのにとても技術を要する作物だが、立派なホオズキが実るとうれしくなる。そういった生産者の思いや頑張りも併せて、お客さまに感じてもらえれば」と話した。

 日之影町のホオズキは今が出荷のピーク。主に関東方面に出荷されるほか、生産者から納品があれば道の駅青雲橋でも購入できるという。

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