本紙掲載日:2023-08-08
(2面)

ばんば太鼓親子で練習

濱田さんに教わりながら太鼓をたたく参加者

19日、4年ぶり盆踊り大会-延岡市別府町

 延岡市別府町で5日、4年ぶりに開かれる「別府町盆踊り大会」に向けた延岡新ばんば踊りの太鼓練習が始まった。初日は小学生とその保護者15人が参加。親子で太鼓のリズムを繰り返し唱えて覚え、本番での成功を誓った。

◆名手が手ほどき

 講師は、同町在住でばんば踊り太鼓の名手濱田昌男さん(76)。参加者は濱田さんの指導で、ばんば太鼓の基本のリズムである「カッカッドンカコカッココカ」を口で唱えながら、何度も両手に持ったばちを打ち鳴らして練習。続いて、たたく場所が印で示されたタイヤを打ち鳴らし、感覚をつかんだ。

 しかし、いざ自分よりも大きな太鼓を目にすると、戸惑う子どもたちも。濱田さんは檄(げき)を飛ばしながら、参加者のばちを持って一緒にたたき、リズムを覚えさせた。

 4年ぶりの開催のため、多くの子どもが初心者。上級生ら経験者が下級生に指導することもできないため、濱田さんは子どもと一緒に保護者も指導し、「家で繰り返し練習して」などと激励した。

 初挑戦で、母親と参加した猪須琴葉さん(11)は「ゲームとかでしかたたいたことがなかったので、本物の太鼓をたたきたいと思って参加した。思ったよりも難しかったが、たたけるようになるとめっちゃ楽しかった。本番は、みんなに『すごい』と思ってもらえるようにたたきたい」と意気込んでいた。

 別府町盆踊り大会は、地域の人たちを対象に19日午後6時から、公民館前広場で開かれる。

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