本紙掲載日:2023-08-08
(9面)

創部3年、尚学館が準優勝

九州中学校体育大会軟式野球競技

◆初の全国決めた

 九州中学校体育大会軟式野球競技は4〜6日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎などであった。尚学館(延岡市)は、準決勝で東風平(沖縄)に完封勝ちするなど準優勝。全国大会初出場を決めた。

 大会には九州、沖縄各県の代表2校計16チームが出場。18〜22日に高知県で開かれる全国中学校体育大会への出場3枠を、トーナメント戦で争った。


◇全中へ「守り切る野球で初戦突破」−尚学館

 尚学館の松尾慎也監督は延岡地区予選から振り返り、「どのチームも強くて、どこで負けてもおかしくなかった」。創部3年初の全国出場をたぐり寄せた選手たちを「よくやった」とたたえた。

 勝てばチームの目標、全中行きが確定する準決勝は、主戦の田中雄心が7回完封。準決勝までの2試合でも登板し「心強い」。仲間からの信頼厚い右腕が、直球を軸にした投球で目標達成に導いた。

 鹿児島代表との決勝は、今大会全試合で3点以上を奪ってきた打線が相手投手に封じ込まれた。その中でも松本が同点の三回、「チャンスを作ろう」と甘い変化球を逃さず振り抜き、唯一の安打を放った。

 松本は「全国ではつなぐ打撃で貢献したい」と抱負。主将の村角大翔は「全国が決まって気が緩んだ」と反省しつつ、「1点を守り切る野球で、まずは初戦突破」と意気込んだ。

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