本紙掲載日:2023-08-11
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「第九」とクリスマスの夕べ

12月16日へ向け結団式−日眇群馗垢蕋毅或佑隼愼骸埓功祈る

◆指導25年、今村愛子さんに花束

 12月16日に開かれるのべおか「第九」を歌う会(日盥У会長)の演奏会「『第九』とクリスマスの夕べ」に向けて、歌う会の結団式が6日、延岡市の延岡総合文化センター小ホールであり、団員らは本番の成功を誓った。

 歌う会はおおむね毎年九州交響楽団を招き、県内出身、在住のソリストらと共に「第九」全曲を演奏してきた。しかし、同楽団の出演料が値上がりし、従来のチケット料金設定では招へいできなくなったことが直接の要因となり、全曲演奏は3年に1回とし、間の2年は「『第九』とクリスマスの夕べ」を開くことになった。

 結団式には約50人の団員や指導者らが出席。今年度から新会長に就任した日皺馗后複毅供砲「新型コロナで開けなかった2020年を除いて、毎年紡いできている。何らかの形で歌ってつないでいくことが非常に大事。盛り上がっていければ」とあいさつ。

 続けて、歌う会の指導者を25年間、会長を8年間務め、今年度から顧問に就任した今村愛子さん(81)に花束が贈られ、「この年になって少し体力と声は衰えてはいるが、思いは変わらない。延岡は小さな町だが、皆さんと手を取り合えることが一番素晴らしいところ。これからも皆さんと共に勉強できたら幸せ」と話した。

 その後、指導者や役員の紹介があり、ソリストの一人として出演し、歌う会の全体指揮を務める柳田啓志さん(58)が「今年も気持ちを入れていい演奏にしましょう」と呼び掛け、団員は発声練習と全体練習に臨んだ。

 「『第九』とクリスマスの夕べ」は12月16日午後5時30分から、延岡市東本小路の野口遵記念館で開かれる。

 第1部は、ひむかオペラの会が「オー・ホーリー・ナイト」「ホワイトクリスマス」など、延岡フィルハーモニー管弦楽団がコレルリ作曲「クリスマス・コンチェルト」などを演奏する。

 第2部は、歌う会がベートベン作曲「第九」第4楽章のみをピアノ2台の演奏で歌う。また、山本俊之さんを指揮に迎え、ソリストとして藤本いくよさん(ソプラノ)、増田弥生さん(メゾソプラノ)、柳田啓志さん(テノール)、伊藤純さん(バス)が出演する。

 チケットは9月ごろに発売予定。一般2千円、大学生まで千円。

 歌う会は合唱団員を8月末まで募集している。対象は県内在住の小学生以上で、小学生は保護者同伴。参加費は一般5千円、学生は無料。

 申し込みは延岡総合文化センター(箟箍22・1855)。

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