本紙掲載日:2023-08-12
(7面)

名水小で流しそうめん大会

そうめん流しを通して交流した名水小児童(提供写真)
スイカ割りも大盛り上がり(同)

地域と和やかに交流−延岡

 地域の人たちや保護者と児童の交流を目的にした初の「流しそうめん大会」が7月31日、延岡市の名水小学校(島田尚校長、11人)であった。地域住民や同校の教職員OBら総勢30人以上が参加。そうめん流しを通して、和やかに交流した。

 そうめん流しには、繰り返し使えるようにと竹ではなく、学校技術員が雨どいを加工して製作したものを使用。大会は初め、「始球式」ならぬ「そうめん流し式」を行い、最初に流したそうめんを誕生日の近い児童が受け止めると大会がスタート。児童や参加した地域の人たちは教職員の流すそうめんを楽しそうにすくい、おいしそうにすすった。

 そうめん流しが落ち着くと、ゼリーやマスカットなどのデザートも流れて児童は大喜び。スイカ割りにも挑戦し、大いに盛り上がった。

 初開催に、「なかなか来づらいと感じられることが多い学校に気軽に足を運んだり、顔見知りになったりする機会になればと思った」と島田校長。普段から地域の人たちと交流する機会は多いものの、一緒にそうめんを食べて交流したことで、児童の成長を感じた地域の人たちから、喜びの声も多かったという。

 「おにぎりを配ったり、世間話をしたりと交流できた」という6年生の神田侑澄さんは「初めてで分からないこともあったが、楽しかったし、うれしかった。スイカ割りも久しぶりにできて、いい体験になった」と満足そうだった。

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