本紙掲載日:2023-08-14
(1面)

RORO船の役割など学ぶ

シャーシの積み込み作業を見学する教諭ら(HAKKOひなた船内)

小学校教諭ら対象に見学会

◆海事産業に理解深める

 海運業や造船業などの海事産業について理解を深めてもらおうと、九州運輸局宮崎運輸支局はこのほど、日向市の細島港工業港7号岸壁で、小学校教諭らを対象にRORO船の見学会を実施した。

 RORO船とは、貨物を積んだトラックやシャーシ(荷台)ごと輸送する船舶のこと。海事産業に理解を深め、将来を担う人材育成につなげようと、小学生や小学校教諭を対象に毎年実施されている。

 この日は市内小学校の教諭ら22人が参加。八興運輸(同市船場町)運航のRORO船「HAKKOひなた」(総トン数4999トン)に乗り込み、シャーシの積み込み作業の様子などを見学した。

 財光寺小の田原香奈教諭(53)は「トラックの頭の部分と荷物を積んだ後ろの部分が、なぜ切り離せる仕組みになっているのか、今回よく分かりました。機会を見つけて子どもたちに、日向市に物流を支える海の仕事があることを伝えたい」。

 八興運輸の三輪亮介社長(48)は「まずは先生たちに直接見てもらい、知ってもらい、子どもたちの興味につなげていってもらいたい」と話した。

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